パリ JAPAN EXPO レポート1 フランスの同人誌はマジでレベルが高かった!
パリレポート第3回。ようやく本題であるJAPAN EXPOの話をしたいと思います。私は全4日間のうち、1日目と2日目の2日間行ってきました。少々趣味の範囲が偏ったレポートになるかも知れませんが、これでJAPAN EXPOに興味を持ってくれたり、来年行く人がいらっしゃいましたらその参考にしてもらえれば幸いです。
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まず、日本で予め前売り券をゲットして行きました。当日券もありますが、前売り券は当日券よりも入場時刻が一時間早く、当日券を買う煩わしさがないので良いです。購入の仕方は公式ホームページを見てください。英語がわかればe-Ticketを手に入れることができますので、それを自宅のプリンターで印刷していきます。
当日はパリの北駅(Gare du Nord)から、RERと呼ばれる鉄道を使い、会場のあるParc des Expositionまで行きます。Pard des Expositionと言わなくても、窓口で「Japan Expo」と言えばわかってもらえます。

↑パリ北駅

↑当日駅はめちゃくちゃ混んでた
日本の満員電車並みのスーパー満員電車に乗り(足が地面につかない)、Parc des Exposition駅へ。駅の中で、日本のアイドル雑誌らしきものを開いているフランス人や、「がんばろう日本」と書かれたブレスレットをしているフランス人を見かける。自分が日本人であることはバレバレで、ぶつかったら「大丈夫ですか?」と日本語で声をかけられた。Oui, ça va. Merci. とフランス語で答えるオレ。
電車を降りた時点ですでにコスプレをしている人をずいぶん見かけた。あの格好で電車に乗っていたのでしょうか? 日本のコミケ会場は、会場で着替えるルールになっていたと思ったが、フランスではどういうルールなのか。会場に更衣室はないんでしょうか?
ちなみに、私は日本人が JAPAN を冠したイベントに乗り込むのだから、何か日本的な格好をしていこうと思い、でも和服を着るのは面倒なので(剣道着ぐらいしか持ってないし)、1日目はサッカー日本代表のヤットさん(遠藤)のユニフォームで乗り込み、2日目は相良佐ノ助の悪一文字Tシャツで乗り込みました。

↑Parc des Exposition駅
会場に着くと、前売り券の列と当日券の列に分かれていました。前売りがあれば並ばずに済むだろうと思っていた自分が甘かった。とにかく、メチャクチャ並びました。1時間半ぐらいかかってようやく会場に入ることが出来ました。当日券の列がどのくらいかかったのかはわかりません。来年行かれる方は、出来るだけ早めに行くことをオススメします。

↑超長い列

↑列に並ぶ四代目火影

↑和服を着てDSをやって暇をつぶすフランス人姉妹
会場に入るとすぐの場所に会場内の地図とスケジュール表が置いてあります。1日目は気づかずに撮り損ねてしまいましたが、2日目はゲットすることができました。来年以降行かれる方は、すぐに地図とスケジュール表をゲットすることをオススメします。

↑会場入り口からの写真

↑会場の地図とスケジュールがおいてある

↑午後になると地図もスケジュール表もなくなってた


↑地図とスケジュール表
入るといきなり旭日旗に「特攻」なんて書いて髑髏のTシャツを売っている店を発見。彼らの日本観って一体…。

↑日本観がよくわからない店
入り口近くには『NARUTO』特設ブースがあり、巨大ナルトがお出迎えしてくれます。欧米に於ける『NARUTO』人気を感じさせます(欧米では『NARUTO』は圧倒的な人気を誇る)。この巨大ナルトは日本のマスコミの報道でも見たことがある人もいるかもしれませんね。

↑巨大ナルト

↑ブース内部。『NARUTO』の歴史などを展示

↑日番谷隊長も『NARUTO』を見に来てたぞ!

↑テレビ局らしき人も来ていた

↑巨大九尾
中を進んでいくと、ゲームコーナー、マンガコーナー、アイドルコーナー、武道コーナー、同人コーナーなど、様々なコーナーがあります。JAPAN EXPO はその名のとおり、アニメ・マンガ・ゲームといった所謂サブカルチャーに限らず、武道、書道、碁などの日本文化も色々紹介しております。
全部紹介するのは大変なので、今回はまず同人コーナーの紹介をしましょう。他のブースの紹介は次回以降。
会場は全体が2つのホールに別れており、そのうち一つのど真ん中のスペースに同人コーナーがあります。規模は30サークルくらいでしょうか。実は私日本のコミケに行ったことなく、名古屋のコミックライブと呼ばれるイベントにも中学校以来行ったことがないので、正確なことは言えないんですが、とにかく日本の同人誌即売会に雰囲気は似ています。というか、もちろんコミケを模したものなんでしょうね。
(私が最後にそういうイベントに行ったのは、3年前に東京でやった『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』のオンリーイベントだったなあ(これ)。誰か、一緒に『レツゴ』オンリーイベントに行ってくれる人募集中。『レツゴ』の魅力を語り合いたいよう! なんでフランスでもアメリカでも『レツゴ』放送されてないんだよお!)
日本と同じく、同人誌、ポスター、ポストカード、バッジなどが売っております。でも、なぜかラミカはほとんど見ませんでしたね。日本だとラミカは同人グッズの代表格って気もしますが。イラリク(イラストリクエスト)をやってる様子もありませんでしたが、年月経てば、きっとどんどん日本式に似てくることでしょう。

↑まどかが売り子をやっていたブース

↑ほとんどのブースがポスターを売ってた

↑やおい本を売っているブースもあった
これまで外国人が描いたマンガでレベルが高いものってめったに見たことがなかったので、あまり期待していなかったのですが、驚くほどレベルが高かったです。同人誌を出しているところはそんなに多くなく、ほとんどのサークルはポスターやポストカードなどのイラストでしたが、イラストのレベルはすごく高いです。予想外のレベルの高さに、オラわくわくしてきたぞ!




↑マジでレベルが高いやんけ!


↑その場でイラスト描いて売ってる人もいた。うめえ!

↑おっぱいマウスパッドまで…。OPPADって書いてある。
今回、私もポストカードと同人誌を買ってきました。プロの真似のポスターあたりより、同人でしかありえないものが欲しかったので。

↑いかにも同人という感じがナイスなポストカード

↑今回買った同人誌『Dragon Ball Multiverse』
この『Dragon Ball Multiverse』は、なかなかレベルが高いです。アニメや原作を相当読み込んで、鳥山さんの表現方法をかなりよく真似ています。


↑『DBM』の内容の一部抜粋
『Dragon Ball Multiverse』は、かなり手が込んでいて、オリジナルはこのフランス語版ですが、公式ホームページを見ると、なんと30もの言語に翻訳されています。もちろん日本語でも読むことが出来ますので、興味をもたれた方は、一度読んでみてはいかがでしょうか。
フランスでもドンドン日本のマンガ、アニメの人気が高まり、同人誌まで出るようになった今、もしかしたらコミケみたいな大規模な同人誌即売会がヨーロッパで開かれる日も近いかもしれませんね。
それでは、次回はJAPAN EXPOの別のコーナーをレポートします。
ではまた!

↑この記事を面白いと思った方は、クリックしてみてください
スポンサーリンクまず、日本で予め前売り券をゲットして行きました。当日券もありますが、前売り券は当日券よりも入場時刻が一時間早く、当日券を買う煩わしさがないので良いです。購入の仕方は公式ホームページを見てください。英語がわかればe-Ticketを手に入れることができますので、それを自宅のプリンターで印刷していきます。
当日はパリの北駅(Gare du Nord)から、RERと呼ばれる鉄道を使い、会場のあるParc des Expositionまで行きます。Pard des Expositionと言わなくても、窓口で「Japan Expo」と言えばわかってもらえます。

↑パリ北駅

↑当日駅はめちゃくちゃ混んでた
日本の満員電車並みのスーパー満員電車に乗り(足が地面につかない)、Parc des Exposition駅へ。駅の中で、日本のアイドル雑誌らしきものを開いているフランス人や、「がんばろう日本」と書かれたブレスレットをしているフランス人を見かける。自分が日本人であることはバレバレで、ぶつかったら「大丈夫ですか?」と日本語で声をかけられた。Oui, ça va. Merci. とフランス語で答えるオレ。
電車を降りた時点ですでにコスプレをしている人をずいぶん見かけた。あの格好で電車に乗っていたのでしょうか? 日本のコミケ会場は、会場で着替えるルールになっていたと思ったが、フランスではどういうルールなのか。会場に更衣室はないんでしょうか?
ちなみに、私は日本人が JAPAN を冠したイベントに乗り込むのだから、何か日本的な格好をしていこうと思い、でも和服を着るのは面倒なので(剣道着ぐらいしか持ってないし)、1日目はサッカー日本代表のヤットさん(遠藤)のユニフォームで乗り込み、2日目は相良佐ノ助の悪一文字Tシャツで乗り込みました。

↑Parc des Exposition駅
会場に着くと、前売り券の列と当日券の列に分かれていました。前売りがあれば並ばずに済むだろうと思っていた自分が甘かった。とにかく、メチャクチャ並びました。1時間半ぐらいかかってようやく会場に入ることが出来ました。当日券の列がどのくらいかかったのかはわかりません。来年行かれる方は、出来るだけ早めに行くことをオススメします。

↑超長い列

↑列に並ぶ四代目火影

↑和服を着てDSをやって暇をつぶすフランス人姉妹
会場に入るとすぐの場所に会場内の地図とスケジュール表が置いてあります。1日目は気づかずに撮り損ねてしまいましたが、2日目はゲットすることができました。来年以降行かれる方は、すぐに地図とスケジュール表をゲットすることをオススメします。

↑会場入り口からの写真

↑会場の地図とスケジュールがおいてある

↑午後になると地図もスケジュール表もなくなってた


↑地図とスケジュール表
入るといきなり旭日旗に「特攻」なんて書いて髑髏のTシャツを売っている店を発見。彼らの日本観って一体…。

↑日本観がよくわからない店
入り口近くには『NARUTO』特設ブースがあり、巨大ナルトがお出迎えしてくれます。欧米に於ける『NARUTO』人気を感じさせます(欧米では『NARUTO』は圧倒的な人気を誇る)。この巨大ナルトは日本のマスコミの報道でも見たことがある人もいるかもしれませんね。

↑巨大ナルト

↑ブース内部。『NARUTO』の歴史などを展示

↑日番谷隊長も『NARUTO』を見に来てたぞ!

↑テレビ局らしき人も来ていた

↑巨大九尾
中を進んでいくと、ゲームコーナー、マンガコーナー、アイドルコーナー、武道コーナー、同人コーナーなど、様々なコーナーがあります。JAPAN EXPO はその名のとおり、アニメ・マンガ・ゲームといった所謂サブカルチャーに限らず、武道、書道、碁などの日本文化も色々紹介しております。
全部紹介するのは大変なので、今回はまず同人コーナーの紹介をしましょう。他のブースの紹介は次回以降。
会場は全体が2つのホールに別れており、そのうち一つのど真ん中のスペースに同人コーナーがあります。規模は30サークルくらいでしょうか。実は私日本のコミケに行ったことなく、名古屋のコミックライブと呼ばれるイベントにも中学校以来行ったことがないので、正確なことは言えないんですが、とにかく日本の同人誌即売会に雰囲気は似ています。というか、もちろんコミケを模したものなんでしょうね。
(私が最後にそういうイベントに行ったのは、3年前に東京でやった『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』のオンリーイベントだったなあ(これ)。誰か、一緒に『レツゴ』オンリーイベントに行ってくれる人募集中。『レツゴ』の魅力を語り合いたいよう! なんでフランスでもアメリカでも『レツゴ』放送されてないんだよお!)
日本と同じく、同人誌、ポスター、ポストカード、バッジなどが売っております。でも、なぜかラミカはほとんど見ませんでしたね。日本だとラミカは同人グッズの代表格って気もしますが。イラリク(イラストリクエスト)をやってる様子もありませんでしたが、年月経てば、きっとどんどん日本式に似てくることでしょう。

↑まどかが売り子をやっていたブース

↑ほとんどのブースがポスターを売ってた

↑やおい本を売っているブースもあった
これまで外国人が描いたマンガでレベルが高いものってめったに見たことがなかったので、あまり期待していなかったのですが、驚くほどレベルが高かったです。同人誌を出しているところはそんなに多くなく、ほとんどのサークルはポスターやポストカードなどのイラストでしたが、イラストのレベルはすごく高いです。予想外のレベルの高さに、オラわくわくしてきたぞ!




↑マジでレベルが高いやんけ!


↑その場でイラスト描いて売ってる人もいた。うめえ!

↑おっぱいマウスパッドまで…。OPPADって書いてある。
今回、私もポストカードと同人誌を買ってきました。プロの真似のポスターあたりより、同人でしかありえないものが欲しかったので。

↑いかにも同人という感じがナイスなポストカード

↑今回買った同人誌『Dragon Ball Multiverse』
この『Dragon Ball Multiverse』は、なかなかレベルが高いです。アニメや原作を相当読み込んで、鳥山さんの表現方法をかなりよく真似ています。


↑『DBM』の内容の一部抜粋
『Dragon Ball Multiverse』は、かなり手が込んでいて、オリジナルはこのフランス語版ですが、公式ホームページを見ると、なんと30もの言語に翻訳されています。もちろん日本語でも読むことが出来ますので、興味をもたれた方は、一度読んでみてはいかがでしょうか。
フランスでもドンドン日本のマンガ、アニメの人気が高まり、同人誌まで出るようになった今、もしかしたらコミケみたいな大規模な同人誌即売会がヨーロッパで開かれる日も近いかもしれませんね。
それでは、次回はJAPAN EXPOの別のコーナーをレポートします。
ではまた!


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この記事へのコメント
元々コーカソイドのコスプレするにはチート級の顔立ちだから
アジア人では太刀打ちできないレベルになってる気がする
コナンの同人誌を訴えた小学館の例もあるし。
これならコミケやメロンブックスなんかで並んでても全然恥ずかしくないレベルでしょ。
ヨーコ欲しい・・
人ごみ嫌いだから自分はムリだわ
フランスの方々の情熱に当てられたわ
なんだかありがたがってしまうわ
そういう基礎画力のある人達が今では漫画やアニメのヒーローを描いてるわけだから芸術の国フランスに上手い人が沢山いても不思議じゃないかも
日本と違って裾のが狭くて、それこそ本当に芸術家の卵とかが描いてるのかな
「なんで俺らは同人とか作らないの?」
って海外のスレを前に見かけたけど、
これだけの数のオタクが世界にいて、レイヤー数とか拮抗してそうなのに
同人誌の数に関してはまだまだ圧倒的に日本に集中してるんだね
いつかフランスでもコミックマーケットが開催できることを期待してます。
ベルナール・ミロー的日本観じゃないかな? きっとw