最新5巻発売記念! 陳志峰教授(誰やねん)推薦! 台湾版『銀の匙 Silver Spoon』

『銀の匙』の第5巻が昨日発売されましたね。たった5冊で520万部を突破し、今年のマンガ大賞を受賞し、今一番注目の少年マンガと言っても過言ではないかと思います。『鋼の錬金術師』のときもそうでしたが、荒川弘のマンガは読んでいると、単にその作品が面白いだけでなく、マンガって面白いなーという気分になってくるのが不思議です(『ハガレン』関連の記事はこちらこちらこちらから)。

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というわけで、『銀の匙』が面白すぎるので 、今回は『キャプテン翼』フランス版の紹介のつもりだったんですが、予定を変更して『銀の匙』台湾版のお話をしたいと思います。

さて、台湾版の紹介の前に、昨日日本で発売されたばかりの最新5巻をちょっとご紹介しましょう。5巻は通常版と、本物の銀の匙つきの限定版の2バージョンが発売されました。もちろん、管理人が購入したのは限定版です。


↑限定版と、銀のティー・スプーンの箱

第3巻の限定版についていたスプーンは1本でしたが、今回は2本です。ステンレスに銀メッキしているだけなのに、なぜか持ってみると普通のスプーンより重く感じます。2本の絵柄が違うのが嬉しいです。


↑丁寧に紙に包まれていました。


↑一つは豚、一つは馬の絵柄です。


↑しおりもおまけでついてきました。
左は4巻のおまけ。右は5巻のおまけ。

内容は「秋の巻」の⑤~⑬の8話。駒場の野球をみて、「真剣にやる」ことのかっこよさを感じる八軒くん。自分だけ馬を操れなくてあせる八軒くん。そんな八軒くんに怒るアキちゃん。信頼が生じるのは人と人の間だけじゃないことに気づく八軒くん。馬術部新人戦、学校祭、当番実習など、どんどん忙しくなる八軒くん。人と動物、人と食べ物、人と仕事。食べることと働くことを通して、生きることを考えさせてくれる少年マンガ、『銀の匙』。ますます見逃せません!

とまあ、小学館の回し者みたいな宣伝はここまでにして(実際面白いよ!)、台湾版の紹介をしましょう。

日本では1巻は昨年7月発売ですが、台湾ではその約半年後の今年1月に発売されました。海外版単行本だと、デザインとかページとか大きさとかが変わってしまうことが多いんですし、カバーがないことも多いんですが(日本じゃ雑誌を除くほぼ全ての本にカバーがありますが、欧米はカバーがないのが普通です)、台湾や香港は大抵の場合日本のオリジナルをほぼそのまま採用しています。たったこれだけのことでも、ちょっと嬉しいですね。


↑左:日本版、右:台湾版

さて、日本では1巻の初版「少年サンデー」の連載開始号には(※)クリアファイルがついていたんですが、台湾版でも第1巻初版限定でクリアファイルがついていました。日本版クリアファイルはA5サイズだったんですが、台湾版はA4サイズ。

(※追記修正:失礼しました。最初1巻初版と書いてしまいましたが、連載第1回の「少年サンデー」付録でした。日本版には何の特典もついてなかったのね。じゃあ、完全に台湾の方がお得っすね)

というわけでサイズ比較写真。「週刊少年サンデー」の『銀の匙』連載開始号と一緒に撮ってみました。(なぜオレの部屋には1年以上前の「サンデー」がまだあるんだ…。「ジャンプ」もここ2年くらい捨ててない。片付けよう…)


↑左:台湾版特典、中:日本版特典、右:少年サンデー


↑左:台湾版特典裏、右:日本版特典裏。デザインが違う

また、日本版が普通に1枚のシートを折って止めただけの作りなのに対し、台湾版は間に仕切りが入って、2ポケットになっています。台湾の特典の方がちょっとお得。翻訳版に負けてどうする、日本。


↑日本版特典


↑台湾版特典。一番上には八軒だけ。中の仕切りにアキと駒場。
キャラが別々に描かれてる、ちょっと凝った作り

台湾版の特典はこれだけではありません。上で紹介した台湾版単行本の帯をよく見てください。


↑台湾版帯

「國立中興大學動物科學系 陳志峰教授 専文推薦!!」 どうも、台湾の大学教授に推薦文をいただいたらしいですね。推薦文はこちら。すみませんが、全然読めませんので、誰か中国語がわかる方、訳して教えてください。


↑台湾の大学教授推薦。どう推薦してるのか、私は読めません…

確かに大学教授の推薦文がつくと箔がついていいですね。サザえもんの姉が北大の獣医出身なんで、北大の教授にだったら(姉が)頼めますよ、小学館さん。ちなみにサザえもん本人は動物とも農業とも何の関係もない文学部出身で、卒業論文でもやはりマンガについて書いてしまいました。ワハハ。

それはそうと、台湾版単行本帯には教授の推薦の他に、なんか「優待券」とか「免費門票」とか書いてありますね(「門票」とは中国語で「入場券」の意味です)。帯の裏側を見ると、なんかチケットがついています。台湾の味全埔心牧場の入場割引券と、無料入場券の抽選券みたいですね。


↑台湾版帯裏面。牧場割引券付き

この味全埔心牧場、どうも台北から結構近いみたいです(公式サイト)。体験コーナーや動物ふれあいコーナーみたいなのもあって、子どもには楽しそうな場所のようですね。日本の牧場体験と似たようなものでしょうか? どうでもいいですが、管理人は牛の牧場ではなく、秋田県の熊牧場に行ったことがあります(その時の記事はこちら)。生まれたばかりの小熊がめちゃくちゃ可愛かったです。

とまあ、日本版よりちょっとお得感のある台湾版『銀の匙』でした。

なお中身は、表紙デザイン、おまけページやカバー下のおまけマンガ、描き文字も含め、日本版からの変更点はなく、日本のオリジナルのまま、台詞だけが中国語に訳されております。


↑台湾版中身

『銀の匙』読んでると、そこで出てきた食べ物が食べたくなってきますね。学べるエンターテインメント『銀の匙』。台湾だけでなく、世界に是非薦めたいマンガの一つです。

「MANGA王国ジパング」は『銀の匙』と玉子かけご飯を応援します。

ではまた!


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この記事へのコメント

ee
2012年10月19日 04:39
あれ・・・俺クリアファイルなんて貰ったかな・・・?
あう
2012年10月19日 08:02
台湾では荒川弘老師って言うのかー。
なんかイメージが…。
laoshi
2012年10月19日 11:25
老師は中国語では単に「先生」の意味。
通りすがり
2012年10月19日 16:01
クリアファイル…貰ってないっす…あれ…。

それにしても、台湾は作りが凝っていますね
ファイルなんて日本以上のこだわり。
こういった細かいところを見ると
いつか台湾から発信される漫画が大ヒットする時が
くるんじゃないかと思います。
名無し774号
2012年10月19日 19:21
台湾って世界で一番日本と食文化が近い国だから、余計にこの漫画の面白さが伝わるんだろうな。
  
2012年10月19日 22:02
北大の獣医といえば「動物のお医者」さんだね

大学教授推薦文の「容易就可以融入劇情理」は容易に作品の中へ溶け込めたとか感情移入できたとかなんだろうなー
2012年10月25日 13:06
はじめまして。
以前台湾に住んでいたことのある者です。

推薦文

畜産の世界になじみののない人でも、この漫画の世界にすぐに入り込めます。また、それだけでなく、漫画から畜産に関する知識を得ることができるし、北海道の酪農家の様子や、畜産物の生産過程の中にある人間と動物のコミュニケーションを知ることができ、生命の探索にまで影響を及ぼすでしょう。
 私は今までたくさんの漫画を読んできました。多くの人が漫画は一つの暇つぶしのものと考えているでしょう。しかし、この漫画について簡潔に言えば、面白くて滑稽な方法を用いながらも、読者に畜産に関する十分な知識を促したり、深刻な農家の苦労を教えてくれる作品ということです。『銀の匙』は荒川先生が農家の至情と誇りを描いた、唯一無二の新作日本漫画です。
 荒川弘先生の新作について先生自身が言うことには、昔ながらの酪農生活の様子に重視して描いた、キャンパス版の『百姓貴族』ということです。

 物語の主人公の八軒勇吾は農家の子供ではありません。先生のアイディアのもとに考え出された北海道大蝦夷高校農業職業学校酪農学科で学ぶ、現実のプレッシャーから逃れられない都市の少年です。コンクリートジャングルの中から田舎に来て、田野の清らかな空気に触れ、広大な草原や豊かな大自然を目にして、そこにあるすべてのものが彼にとっては言葉にできない不思議な存在なのです。

 荒川弘先生は物語の冒頭に素朴な情景を描き、それぞれの単元の中に主人公から見た農家の生活で気づくことや体験してわかった事を描くことで、とても正確に畜産を学ぶ学生の生活を伝えてくれます。




 途中ですが、出かける時間なので終わります。ごめんなざさい。続きは今度やります。

 ところで私も台湾で出版された漫画ほしいんですが、どこでかっているんですか?
サザえもん
2012年10月26日 15:24
>>六さん

ありがとうございます。続きも、お時間ありましたら是非お願いします。

今回の『銀の匙』台湾版は、現地台湾で購入しました。他にも、なぜか日本のブックオフで購入したり、紀伊国屋の洋書コーナーで手に入れたものもあります。
2012年10月26日 19:28
翻訳最後の部分

人によっては、牛乳や卵などでさえ、畜産のどのような過程で生産させるのかも知りません。それでは、食べ物に対する感謝の心から遠のいてしまうのではないでしょうか。
(途中、漢字がつぶれていて読めなかった部分があったので勘でやったので間違いがたくさんあるかもしれません。)