何故か日本版より豪華!? 北米版『けいおん!』(原作)はカラーでコード解説付き!


『けいおん!』と言えば、市場規模380億円とも言われる、言わずと知れた大ヒットマンガ・アニメです。軽音部の女子高生5人のゆる~くまったりとした日常を描いたいわゆる「空気系」とか「日常系」とか言われる萌えアニメ(萌えマンガ)で、キャラクター名義のCDとして初のオリコンチャート1位獲得や、登場人物の使用する楽器が急激に売上げを伸ばすなど、2009~2012年くらいにかけて一世を風靡した作品で、当然海外でも大ヒットしました。今回は原作マンガの北米版のお話です。


↑左:日本版、右:北米版

北米でもタイトルが「けいおん!」なのが面白いですね。実は、フランス、ドイツ、韓国、タイなどでもタイトルは『けいおん!』のままなのです。これについてはこちらを参照してください。「けいおん」は世界の共通語だ!

さて、この北米版、一見すると、何の変哲もないただの翻訳版ですが、中を開けてサザえもんは驚きました。まず日本版をご覧ください。


↑日本版最初の4コママンガ

雑誌掲載時はカラーだったんですが、単行本では白黒印刷になっています。残念ではありますが、日本のマンガ業界では単行本は白黒というのは常識で、白黒だからこそ子供でも買える安い値段で提供できているという側面もあるわけです。

一方、こちら北米版です! ジャジャーン。


↑北米版最初の4コママンガ

!?

なんと、北米版では、雑誌掲載時カラーだったページはそのままカラーで収録なのだ! さすがアメリカ! 日本では完全版くらいでしかやってくれないカラーページを平然とやってのける、そこにシビれる!あこがれるゥ! (ただし日本版は860円、北米版は12ドルですが) ちなみにサザえもんは北米英語版のほかに、タイ版、韓国版、台湾版を所有していますが、それらではすべて白黒でした。アメリカの一人勝ち!


↑日本版では白黒になってしまった水着ページも


↑北米版ではビューティフルなカラーだ! やっほいほい!

また、北米版最終ページには、日本版にはない楽譜やギターコードの読み方の解説ページがついています。マンガの理解には一切必要がない知識だけど、わざわざ日本版にないおまけをつけるとは、やるな、アメリカ。


↑日本版にない音楽解説! 必要ないけどサービス精神がうれしいぜ

さらに、Translation Notes (翻訳メモ)と称して、「初詣」や「たくあん」など日本文化を知らないとわかりづらい個所などの解説がついています。ですが、この翻訳メモは単なる翻訳メモにとどまらず、「平沢唯」「秋山澪」などの名前の由来なんかまで解説されているのです! 本当にやるなあ、アメリカ…。

画像
キャラの名前がP-MODELのメンバーに由来することまで解説してある。
翻訳者はなかなかの通であると見える

ごくごく稀にですが、海外版のほうが日本版より豪華なことがあったり、日本未発売のものが海外で出ていたりすることがあります。例えばドイツでは『ドラゴンボール』のハードカバー豪華本が出ていたり、アメリカでは日本よりずっと早く『ドラゴンボールZ』のDVDが発売されていたり、イタリア版『ルパン三世』(1期)のDVDにパイロットフィルムが収録されていたり…。きっと現地の熱心なファンの力で実現したんだろうなあと思うと、とても嬉しくなり、やっぱり海外版の収集はやめられないのです。

というわけで、日本版よりちょっとだけ豪華な北米版『けいおん!』でした。また今度アニメ北米版のレビューで書きたいと思います。

ではまた!

===補足===
ところで、どうでもいいっちゃどうでもいいんですが、この翻訳メモで気になった個所が。上でも引用したこのシーン。


ここの部分が翻訳メモで以下のように解説されています。


律は水が「しょっぱい」と言っているのだが、この言葉はレスリングや相撲のスラングで「弱い」ということも意味する。
(相撲では闘う前に土俵に塩をまくので、負けて地にひれ伏した力士は塩まみれになるためである)

また、「しょっぱい」は一般的なスラングで「悲しい」ということも意味する。
(涙はしょっぱいため)

ここでは、唯は律の言ったことを勘違いして、間違いを「正そう」としているのである。

……そうなの? テンションが上がって、海の水が塩味でしょっぱいという当たり前のことでも騒いでしまうという描写だと思っていたんだけど、違うんですかね? これはアメリカの翻訳者の考えすぎ? それともアメリカの解説が正しいのでしょうか? 翻訳の際には、しばしばネイティブが何も考えていないところを、翻訳者が深読みしてしまうということはあるのですが、ここではどうなんでしょう。みなさんご意見お聞かせください。

ではまた。


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↑今回紹介した原作北米版。カラーページ付き!

 
↑原作日本版。


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この記事へのコメント

nanashi
2013年09月24日 03:15
深読みよな
竹永
2013年09月24日 03:36
普通4コマといったら起承転結で上手くまとめていると思うよな。
オチが特にオチていないなんて普通の感覚からすればそっちの方がおかしいと思うし、翻訳者も強引に解釈しようとしたんだじゃないか?
774
2013年09月24日 06:09
国語の授業で先生の読解と違った時の違和感。
この時の二人の発言の意図は何かという問題を出されたなら、
当たり前のことを確認しあって海に来た実感を再確認してると答えます。
2013年09月24日 10:05
KーONだって???
軽=Kなのか?
言葉の意味は無視かよw
何処かの国と混同されそうだな
ガニラス
2013年09月24日 11:27
いちいち深読みしてたら漫画つきの日本語参考書になりそうだな
2013年09月24日 12:20
たぶん自分も外国語のものを訳読するときには
こんな考察しすぎをやっているんだろうなと思う。
世の中のテキスト解釈作品解説というものもたぶん。
echo
2013年09月24日 14:25
軽自動車も、"K" で表したりするよ。日本独自の規格だからね。
"Kei-On"だとやや語感や字面が良くないし、"K-On"で良いんじゃないかしら。
日本語の読みに近いし。
ふふふ
2013年09月24日 18:36
アニメのオープニングでもK-ON!て出てたじゃん
 
2013年09月24日 18:43
いや、公式がK-ON!表記にしてるから、ただ単に変更しなかっただけ。
匿名
2013年09月24日 19:26
洋楽を買う時、日本だけボーナストラックが収録されていたり向こうでは発売されてないバージョンの曲が入ってる事があるけど、日本から外国への発売でも同じ様な事があるんだな
マニア
2013年09月24日 23:56
注釈はちょっと深読みしてもうたな。
でも本当に海外版と国内版で特典変えるのやめてほしい(切実)
 
2013年09月25日 08:02
塩の話は深読みしすぎだろ・・・
これに限らず外人が深読みしてなんて奥深い!勘違いしてる作品多い
hoge
2013年09月25日 12:49
……深読みしすぎだとは思うが、絶対違うとは断言できんからなぁw
カラーの手間はどっから捻出してんだ
 
2013年09月25日 13:48
総天然色AKIRAみたいなもんだな
アメちゃんはコミックといえばカラーじゃないと我慢ならんのだ
信者
2013年09月25日 14:39
信者にもう1セット買わせるためでしょう。
結果売上アップで次のアニメに弾みがつくでしょう。