アングレーム国際漫画祭で何があったのか? 韓国慰安婦漫画問題を考察してみる
アングレーム国際漫画祭で韓国が所謂従軍慰安婦に関する展示を行い、話題になっております。それだけでなく、「日本側の展示が韓国によって破壊された」なんて情報もあり、どういうことなのかちょっと調べてみました。人によっては「今更かよ」と思われる情報ばかりかもしれませんが、ご容赦下さい。
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最初に断わっておきますが、私は従軍慰安婦の実態については一切コメントしませんので、そこのところご理解ください。あくまで今回の漫画祭についての話です。
韓国は今年、従軍慰安婦関連事業に日本円で4億3400万円の予算を充てることを発表しました(参考)。このアングレーム国際漫画祭での従軍慰安婦関連も政府主導で行われており、国の予算を使った事業の一つであるようです。
流石に自分で実際にフランスにいて確認することはできませんでしたが、ネット情報やマスコミ情報ですと、このようなマンガが展示されていたようです。

(参考)

(参考)





↑TBS『情報7days ニュースキャスター』2013年2月1日
なんだこれ……
これを見ると、やはり我々日本人の目には政治的「反日プロパガンダ」にしか映りません。アングレーム国際漫画祭では政治活動は認められていないようなのですが、なぜこれが認められたのか。日本のネットでは様々な憶測や罵詈雑言が飛び交っていますが、いくらか調べてみると、だんだん実態が分かってきました。
在日フランス大使館の公式facebookによると、今回のアングレーム国際漫画祭は「第1次世界大戦、政治風刺、女性に対する暴力など社会的重要テーマを大きく取り上げます」とのこと。テーマの一つに「女性に対する暴力」があるのです。だからこそ、今回韓国は他の漫画祭ではなくここに出展を決めたのでしょう。
また、韓国の趙允旋女性家族相は、インタビューで以下のように答えています。


↑TBS『情報7days ニュースキャスター』2013年2月1日
「日本」という言葉を使わず「特定の国」という言い方をし、特定2国間の政治問題ではなく「人類普遍の問題」と主張しています。これは何を意図しているのでしょう。
例えば、「戦争」がテーマの漫画展に、日本が『はだしのゲン』を持ち込んだとしましょう。仮にアメリカが「反米プロパガンダだ」と反論したとしても、「『ゲン』は『反戦』という人類普遍のテーマを掲げたマンガであり、政治的プロパガンダではない」と判断され、問題視されることはまずないと思います。これと同様に、韓国は「人類普遍の問題」と言うことで、政治活動と判断されるのをうまくすり抜けたのだと思われます。
また、いくつかのメディアの記事によりますと、韓国は写真や説明会など、漫画祭に関係ない政治活動を行おとしていたのを主催者側は止めたようです(参考1、参考2)。
以上のことから考えると、この韓国の展示は日本人の目からすると政治プロパガンダ活動以外の何物でもないのですが、説明会や写真展示など漫画に明らかに関係ない政治活動をやめ、形式的には「女性に対する暴力」がテーマの漫画祭に「『戦時下における性暴力』という人類普遍の問題をテーマにしたマンガを展示しているだけ」としてしまうことで、政治活動と見なされるのを巧妙に避けたものと考えられます。悪い言い方をすれば、かなり「狡猾」な手法と言えるでしょう。
ネットでは「主催者が韓国になびいている」などの中傷も多数見受けられますが、もし主催者が韓国に写真展示や説明会などを許可しているのならともかく、形式的にはテーマに沿ったマンガをルール内で展示しているので、主催者が韓国を特別扱いしたとは言えないと思います。
では、「日本のブースが韓国に破壊された」という情報はどうでしょうか? 韓国側が許容された理由は上記のようなことによると思われますが、日本のブースが破壊されたとか禁止されたとかいうのはどういうことなのでしょう。
この発端はこのつぶやきでした。

この展示の関係者の一人であるらしい女性のつぶやきで、「日本のブースが韓国人により破壊され、会場は韓国人に占領されてしまいました」と書かれてあり、これがあっという間にツイッターで大拡散いたしました。
しかし、どうもこれはかなり不正確なようです。
「日本のブース」と書かれているため誤解された方も少なくないようですが、これは日本を代表しているような団体ではなく、論破プロジェクトという民間団体のもの。宗教団体幸福の科学を母体とする幸福実現党が後援しており、今回韓国が慰安婦関連マンガを出展するという情報を受けて、それに反論するために急遽作られた組織です(論破プロジェクトと幸福の科学の関係についてはこちらとこちらの記事が参考になりそうです。)。
また、最初このツイートを見た時「韓国人に破壊されたんなら警察沙汰になるはずだよなあ、おかしいな」と思ったのですが、やはり韓国人に破壊されたのではなく、この記事によれば、彼らが政治活動を行ったため、主催者により強制撤去されたというのが正しいようです。
(また、「国際アニメフェスティバル」と書いてありますが、一般に通用している和訳は「アングレーム国際漫画祭」。イベントタイトルを間違えているところからしても、漫画祭そのものにはあまり興味がないのでしょう)
では、なぜ韓国の展示が政治活動扱いされなかったのに、「論破プロジェクト」は政治活動扱いされたのでしょう? いったい彼らはどんな展示をしようとしたのでしょう?
これが今回「論破プロジェクト」がフランスに持ち込んだ「マンガ」です!(参考)



なんだこれ!!?
こんなの国際漫画祭に持ち込んだのか!?
私はこれをマンガと呼ばない! 単に「コマを割った説明文」だ!
ここに書いてある主張や歴史内容が正しいかどうかはともかくとして、こんなの国際漫画祭に持ち込むなよ! 一人のマンガ好きとして怒りさえ感じる!
韓国側を擁護するつもりは一切ありませんが、韓国は上述のとおり、形式的には「政治活動ではない」と言い訳できるようにマンガ展示を行い、そのマンガも絵心のある作家によるものでした。
しかし、「論破プロジェクト」が持ち込んだものは、絵はコミPo!による3Dキャラを動かしただけ。背景はコピペ。内容はストーリーも糞もなく、何のカモフラージュもない政治主張そのまんま! カウンターパンチとかピコピコハンマーとかのギャグのひどさはともかくとしても、朴槿惠を名指し批判して「カウンターパンチ」で殴っているのはさすがにまずい。中国や北朝鮮を「独裁国家」と名指し批判して直接今回の問題に関係ないところにまで踏み込んでしまっているし、おまけにフランスで必要もないのにナチを例えに使う思慮のなさ(フランスがハーケンクロイツにどれだけ拒否反応を起こすか知らないのか?)。
こりゃ「政治プロパガンダ」ってみなされて
撤去されて当たり前だ!
(ハーケンクロイツについて、論破プロジェクト側は「ナチス賛美ではなく逆の意味であることは、見れはすぐに分かります」と言っていますが、ヨーロッパでハーケンクロイツは歴史的文脈で必要な場合以外で公に使用することはタブー視され、国によっては法律で禁止されています。ここでナチを例えに出す必要性は全くなく、韓国のやり方をナチの手法に重ねているこの1コマだけでも、フランスで「政治プロパガンダを行うヤバイやつら」と判断されるだろうことは想像に難くありません。フランスでは法律にひっかかるんじゃないですかね?)
「論破プロジェクト」は、この漫画祭のためにホームページで慰安婦に関するマンガを募集していましたが、良いものが集まらなかったため、マンガの心得なんて何にもないド素人が、コミPo!を使って作成したのでしょう。
よくよく考えれば、求めるような作品が集まらなくて当然です。所謂従軍慰安婦問題に詳しく、「論プロ」と合致した主張の持ち主で、マンガの心得があって、投稿作品を描く暇があり、最高賞金たったの20万円で別に受賞したところで次の漫画の仕事が来るわけでもない賞に応募する人がどれだけいるでしょうか? プロにそんな賞に応募する暇があるわけないし、漫画家志望なら同じ時間があったら雑誌用の投稿作を描くでしょう。スクエニのマンガ大賞なんて、大賞300万円+パソコンですぞ。
漫画祭に持っていきたいなら、自分たちで慰安婦問題をまとめた資料を作家のところにもっていき、ちゃんと原稿料(最低1ページ8000円。労力考えるともっとほしい)を払って描かせるべきです。それを無計画な公募をして、いい応募がなかったら、素人にコミPo!でマンガと言えないレベルの、政治主張をコマを割って説明しただけのものを作らせ(「描かせ」ですらない)、それを国際漫画祭に持ち込み、政治活動と見なされ撤去されたら「主催者が韓国になびいている」って、それ逆ギレやんけ。
さらに「論プロ」は主催者の許可を得ず、政治的な記者会見を行ったらしいです(参考)。ルール違反ならそりゃつまみ出されるよね…。
韓国も論破プロジェクトも、どっちも「政治プロパガンダ」としか言えないものなわけですし、主張内容については私は素人ですから何も言いません。ですが、プロパガンダの手法は大きな差がありました。
漫画家にマンガを描かせ、「女性に対する暴力」がテーマをうまく利用して「人類普遍の問題」と言い訳し、その内容についても「漫画家個人の見方」とすることで政治活動扱いされるのを巧妙に避けた韓国。
とても「漫画祭」に出せるレベルのものではない、単にコマを割っただけの、あからさまな政治主張そのまんまのビラを持って行き、漫画家が描いたものですらないから「内容は漫画家個人の見方」と言い訳することさえできない、「論破プロジェクト」。
勝負になっとらん…。
「論プロ」は韓国が慰安婦漫画の展示を行うと発表してから急遽作った組織ですし、そもそも韓国がこのような展示を行わなければ「論プロ」自体なかったわけですから仕方がないっちゃないんですが。
繰り返しになりますが、誤解を避けるため改めて申しますと、私はここでは所謂従軍慰安婦の歴史的事実については一切言及しておりません。どっちの政治主張が正しいなんてことも一切言いません。まして韓国の擁護なんてかけらほどもするつもりはありません(論破プロジェクトの擁護もしないけど)。
韓国が海外でディスカウト・ジャパン運動をしていることは日本人として許しがたい事ですし、アメリカに慰安婦像を建てたのも非常識極まりないと思っています。日韓2国間の問題を海外にもっていくのはおかしいし、日本が日本の立場を説明して反論するのは当然のことと言えるでしょう。
でも、それにもやりかたというものがあり、今回「論プロ」が行ったのは、政治プロパガンダとして強制撤去になっても当たり前のものだと私には思えます。フランスが親韓反日だとか、主催者が韓国になびいているとか、そんなことじゃなく、韓国は巧妙にルールをすり抜け、「論プロ」の展示は主張内容の是非以前の問題だったというのが実態のようです。
以上、今回話題になったアングレーム漫画祭で、どうして同じ「政治プロパガンダ」でありながら、韓国側の展示は認められ、論破プロジェクトは認められなかったのかの考察でした。どっちが「巧妙」か、「狡猾」かは論じましたが、どっちが「正しい」なんて一言も言っていないし、巧妙にルールをすり抜けたからと言って認められるとは一切言っていないので、勘違いしないようお願いします。
今回のことで、言いたいことは3つ。
>>アングレームの主催者の方
「漫画祭に政治主張を持ち込ませるな!!」
>>韓国
「マンガを政治に利用するな!!」
>>論破プロジェクト
「マンガをなめるな!!」
救いは、この問題に関心を寄せているのがほとんど日韓オンリーであること。上で引用している『情報7daysニュースキャスター』によれば、この慰安婦の展示を取材に来たのは日韓のメディアばかりで、現地のメディアは見かけなかったとのこと。また、いしかわじゅんによれば、現地では全然騒ぎにもなっていないそうな(参考)。
最後に、慰安婦問題そのものについては私は判断する立場にないですし、今回の主催者の対応が適切だったかどうかも意見はいろいろあるでしょうが、一つだけ絶対に間違っていると断言できることがあります。
それは、在日フランス大使館のホームページで罵詈雑言を書き連ねている人たち。
700件以上もコメントが寄せられており、もちろん中には冷静な意見もありますが、在日フランス大使館に何の責任もないことに関する罵詈雑言が山ほど書き込まれています(こちらとこちら)。アングレームはルールにのっとって場所を与えただけだし、それはフランスが韓国の政治主張を支持していることを意味しません。言うまでもなく在日フランス大使館は無関係です。にもかかわらず、中には漫画祭と何の関係もないことまで書き込んでフランスを罵倒する人までいます。フランス製品の不買を宣言する人や、フランス大使館に謝罪を求める人までいます。たったこの1件だけでフランスを「親韓反日国家」に認定する者も少なくないようです。なんたる単純思考。
韓国の安易な反日活動に怒りながら、フランスのアングレーム市が漫画祭で韓国の展示を止めなかっただけで反仏ですか。この人らの単純な思考パターンは、この人らが嫌いな韓国の反日パターンと何が違うんでしょうか?
韓国の反日活動に怒りを覚えるのは理解できます。ですが、在日フランス大使館HPに罵詈雑言を書き込んでる人は、自分の姿を鏡で見てほしいですね。
マンガが政治ではなく文化交流に役立つことを祈念しつつ、ではまた!
==補足==
はてブなんかでなかなかひどいことが書かれているので、反論しておきたい。
>>カルト新聞、山本弘と同じく人権侵害という問題から逃げて中立ぶりながら差別意識駄々漏れのカス。
>>論破プロジェクトとコイツの間にさして違いはない
>>犠牲者の視点を無視するのは明白な差別への加担だと理解できない人がここにも。
>>しかしコメント欄が酷すぎるせいで相対的にブログ主がまともに見えてくるのは痛し痒し。
私がだれをどう差別しているというのだろうか? さっぱりわからない。
最初は「論破プロジェクト」が強制撤去になったことを「人権侵害」とか「(日本人に対する)差別」とか言っているのかと思ったのだが、どうもそうではなく、これらのコメントで言っている「人権侵害」とか「差別」とかは、所謂「従軍慰安婦」に対する人権侵害や差別を意味しているらしい。
すると、私が論破プロジェクト側に加担しているということだろうか? とんでもないことである。逆に「論プロ」批判のせいで怒っている人もいるわけだが。
正直に言うと、私は所謂従軍慰安婦の実態については、語れるような知識は全くない。あんまりこのブログで自分の政治的スタンスは出したくなかったのだが、私の意見を言っておくと、従軍慰安婦の実態はどうあれ、「日韓基本条約で解決済み」という日本政府の公式見解を支持しているし、「アジア女性基金」で総理大臣の手紙付きで見舞金を渡すなど、日本はこれまで十分反省の意を示している、というのが私の考えである。
だが、私は一部の政治家みたいに「日本だけじゃなかった」なんて言うつもりは全くない。それは、カンニングがばれた生徒が「カンニングしているのは私だけじゃない」と言っているのと同じだからだ。
また、「当時の倫理観では問題なかった」と言うつもりもない。たしかにそうかもしれないが、それだと今インドにおける女性への性暴力が問題視されているが、これを「インドの倫理観では問題ないんだ」と見過ごしていいことになってしまう。パキスタンで女性の教育を受ける権利が侵害されても「イスラム教の倫理観では問題ないんだ」と見過ごしていいことになってしまう。それはおかしいと私は思う。差別や性暴力は、いつ、いかなる時代、いかなる場所でも肯定されてはならない。
だが、今回は毛色が違う。韓国の展示が真に「人類の普遍的な問題」を提示しているなら肯定されるべきだが、報道を見る限りは、展示は日本に対する憎悪を掻き立てるように作られているように見える。差別や人権侵害が許されてはならないのは言うまでもないが、いかに主張が正しかろうと、誤った根拠の上に立脚してはならない。私は史実がなんであったかを判断することはできないが、韓国の主張が史実と異なると思う人が反論することに、何の意義もない。韓国も日本も、感情ではなく史料に基づいて論を展開する限り、持論を展開する権利を有する。
しかし、今回韓国の展示は政治プロパガンダにしか見えないし、論破プロジェクトの手法は強制撤去に値するものだったと思う。
私はここで「差別」とか「人権問題」とか「史実」とかを述べたいのではない。韓国の展示と論破プロジェクトの「手法」について述べたかったのだ。
主催者側は、今回の騒動について「展示がもたらしたすべての出来事に不満がある」と答えている(参考)。もし次回以降も同様の問題が起こるようなら、より適切な対応をしてくれることだろう。
==補足2==
どうして勘違いされるんだろう…。私が悪いのか、勘違いする人が悪いのか…。
>>「従軍慰安婦などなかった」と言いたいのならはっきりそう言えばいいのに。
>>「うまくすり抜けた」とか、論理的に反論さないところに身をおいて、
>>レトリックで(悪)印象操作するとか、自分のタチの悪さ気づいてる?
こんな批判までされているが、私は一言もそんなこと言っていないぞ。
こういう批判をする人たちは、いったいどういう記事ならお気に召すのだろうか?
私は従軍慰安婦問題そのものにはこの記事では触れておらず、そもそも漫画祭に政治問題を持ち込むこと自体に反対なのだ。
繰り返しになるが、今回問題視されていることは、所謂従軍慰安婦の実態そのものではないのだ。漫画祭に政治問題を持ち込むことと、その手法なのだ。歴史的に正しいかどうかは、今回の問題とほとんど関係ない。
例えば、こんな例を出すのはよくないかもしれないが、北朝鮮拉致の被害者に対しては誰もが同情しているし、奪還に向けて一般市民も政府も支援している。当然である。「拉致問題解決を求める」「拉致被害者を取り返したい」という主張に、何一つ間違っているところはない。
しかし、仮に甲子園球場で、高校野球決勝戦のスタンドで、北朝鮮拉致問題解決を求める演説をしたらどうだろうか。おそらくスタッフによりつまみ出されるだろう。主張内容がどんなに正しくても、TPOにふさわしくないからだ。
主張そのものが正しいか正しくないかと、演説等が認められるか認められないかは、本来無関係なのだ。今回は漫画祭という場に、韓国も論破プロジェクトも政治問題を持ち込んだ。その主張内容が正しいかどうかは問題ではない。TPOが間違っているのだ。
だからTPOを無視した活動を展開した論破プロジェクトは強制撤去されて当たり前だったと思う。一方、韓国は私の目にはTPOを逸脱しているように見えるが、記者会見で「日本」という言葉を使わないことなどで、「女性への暴力がテーマの1つである漫画祭」というTPOの範囲内に収まるように工夫したようなので、私はそれを「うまくすり抜けた」と表現したのである。
繰り返しになるが、私は慰安婦問題の実態そのものについては、この記事で全く触れていない。触れていないからと言って、「慰安婦などいないと思っているから触れていないのだ」などと思ってほしくない。逆に「論プロ」を批判しているからと言って、「韓国の主張を支持している」と見なしてほしくもない。
政治主張として、どっちが正しいかは全く触れていない。だがどっちも政治主張を漫画祭に持ち込むべきではなかったと思っている。そして、手法として韓国の方が巧妙だったから、韓国は撤去されず、稚拙な論破プロジェクトは撤去されたのだ。
ただそれだけのことを言っているのに、どうしてこう深読みする人がいるんだろう…。

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韓国は今年、従軍慰安婦関連事業に日本円で4億3400万円の予算を充てることを発表しました(参考)。このアングレーム国際漫画祭での従軍慰安婦関連も政府主導で行われており、国の予算を使った事業の一つであるようです。
流石に自分で実際にフランスにいて確認することはできませんでしたが、ネット情報やマスコミ情報ですと、このようなマンガが展示されていたようです。

(参考)

(参考)





↑TBS『情報7days ニュースキャスター』2013年2月1日
なんだこれ……
これを見ると、やはり我々日本人の目には政治的「反日プロパガンダ」にしか映りません。アングレーム国際漫画祭では政治活動は認められていないようなのですが、なぜこれが認められたのか。日本のネットでは様々な憶測や罵詈雑言が飛び交っていますが、いくらか調べてみると、だんだん実態が分かってきました。
在日フランス大使館の公式facebookによると、今回のアングレーム国際漫画祭は「第1次世界大戦、政治風刺、女性に対する暴力など社会的重要テーマを大きく取り上げます」とのこと。テーマの一つに「女性に対する暴力」があるのです。だからこそ、今回韓国は他の漫画祭ではなくここに出展を決めたのでしょう。
また、韓国の趙允旋女性家族相は、インタビューで以下のように答えています。


↑TBS『情報7days ニュースキャスター』2013年2月1日
「日本」という言葉を使わず「特定の国」という言い方をし、特定2国間の政治問題ではなく「人類普遍の問題」と主張しています。これは何を意図しているのでしょう。
例えば、「戦争」がテーマの漫画展に、日本が『はだしのゲン』を持ち込んだとしましょう。仮にアメリカが「反米プロパガンダだ」と反論したとしても、「『ゲン』は『反戦』という人類普遍のテーマを掲げたマンガであり、政治的プロパガンダではない」と判断され、問題視されることはまずないと思います。これと同様に、韓国は「人類普遍の問題」と言うことで、政治活動と判断されるのをうまくすり抜けたのだと思われます。
また、いくつかのメディアの記事によりますと、韓国は写真や説明会など、漫画祭に関係ない政治活動を行おとしていたのを主催者側は止めたようです(参考1、参考2)。
以上のことから考えると、この韓国の展示は日本人の目からすると政治プロパガンダ活動以外の何物でもないのですが、説明会や写真展示など漫画に明らかに関係ない政治活動をやめ、形式的には「女性に対する暴力」がテーマの漫画祭に「『戦時下における性暴力』という人類普遍の問題をテーマにしたマンガを展示しているだけ」としてしまうことで、政治活動と見なされるのを巧妙に避けたものと考えられます。悪い言い方をすれば、かなり「狡猾」な手法と言えるでしょう。
ネットでは「主催者が韓国になびいている」などの中傷も多数見受けられますが、もし主催者が韓国に写真展示や説明会などを許可しているのならともかく、形式的にはテーマに沿ったマンガをルール内で展示しているので、主催者が韓国を特別扱いしたとは言えないと思います。
では、「日本のブースが韓国に破壊された」という情報はどうでしょうか? 韓国側が許容された理由は上記のようなことによると思われますが、日本のブースが破壊されたとか禁止されたとかいうのはどういうことなのでしょう。
この発端はこのつぶやきでした。

この展示の関係者の一人であるらしい女性のつぶやきで、「日本のブースが韓国人により破壊され、会場は韓国人に占領されてしまいました」と書かれてあり、これがあっという間にツイッターで大拡散いたしました。
しかし、どうもこれはかなり不正確なようです。
「日本のブース」と書かれているため誤解された方も少なくないようですが、これは日本を代表しているような団体ではなく、論破プロジェクトという民間団体のもの。宗教団体幸福の科学を母体とする幸福実現党が後援しており、今回韓国が慰安婦関連マンガを出展するという情報を受けて、それに反論するために急遽作られた組織です(論破プロジェクトと幸福の科学の関係についてはこちらとこちらの記事が参考になりそうです。)。
また、最初このツイートを見た時「韓国人に破壊されたんなら警察沙汰になるはずだよなあ、おかしいな」と思ったのですが、やはり韓国人に破壊されたのではなく、この記事によれば、彼らが政治活動を行ったため、主催者により強制撤去されたというのが正しいようです。
(また、「国際アニメフェスティバル」と書いてありますが、一般に通用している和訳は「アングレーム国際漫画祭」。イベントタイトルを間違えているところからしても、漫画祭そのものにはあまり興味がないのでしょう)
では、なぜ韓国の展示が政治活動扱いされなかったのに、「論破プロジェクト」は政治活動扱いされたのでしょう? いったい彼らはどんな展示をしようとしたのでしょう?
これが今回「論破プロジェクト」がフランスに持ち込んだ「マンガ」です!(参考)



なんだこれ!!?
こんなの国際漫画祭に持ち込んだのか!?
私はこれをマンガと呼ばない! 単に「コマを割った説明文」だ!
ここに書いてある主張や歴史内容が正しいかどうかはともかくとして、こんなの国際漫画祭に持ち込むなよ! 一人のマンガ好きとして怒りさえ感じる!
韓国側を擁護するつもりは一切ありませんが、韓国は上述のとおり、形式的には「政治活動ではない」と言い訳できるようにマンガ展示を行い、そのマンガも絵心のある作家によるものでした。
しかし、「論破プロジェクト」が持ち込んだものは、絵はコミPo!による3Dキャラを動かしただけ。背景はコピペ。内容はストーリーも糞もなく、何のカモフラージュもない政治主張そのまんま! カウンターパンチとかピコピコハンマーとかのギャグのひどさはともかくとしても、朴槿惠を名指し批判して「カウンターパンチ」で殴っているのはさすがにまずい。中国や北朝鮮を「独裁国家」と名指し批判して直接今回の問題に関係ないところにまで踏み込んでしまっているし、おまけにフランスで必要もないのにナチを例えに使う思慮のなさ(フランスがハーケンクロイツにどれだけ拒否反応を起こすか知らないのか?)。
こりゃ「政治プロパガンダ」ってみなされて
撤去されて当たり前だ!
(ハーケンクロイツについて、論破プロジェクト側は「ナチス賛美ではなく逆の意味であることは、見れはすぐに分かります」と言っていますが、ヨーロッパでハーケンクロイツは歴史的文脈で必要な場合以外で公に使用することはタブー視され、国によっては法律で禁止されています。ここでナチを例えに出す必要性は全くなく、韓国のやり方をナチの手法に重ねているこの1コマだけでも、フランスで「政治プロパガンダを行うヤバイやつら」と判断されるだろうことは想像に難くありません。フランスでは法律にひっかかるんじゃないですかね?)
「論破プロジェクト」は、この漫画祭のためにホームページで慰安婦に関するマンガを募集していましたが、良いものが集まらなかったため、マンガの心得なんて何にもないド素人が、コミPo!を使って作成したのでしょう。
よくよく考えれば、求めるような作品が集まらなくて当然です。所謂従軍慰安婦問題に詳しく、「論プロ」と合致した主張の持ち主で、マンガの心得があって、投稿作品を描く暇があり、最高賞金たったの20万円で別に受賞したところで次の漫画の仕事が来るわけでもない賞に応募する人がどれだけいるでしょうか? プロにそんな賞に応募する暇があるわけないし、漫画家志望なら同じ時間があったら雑誌用の投稿作を描くでしょう。スクエニのマンガ大賞なんて、大賞300万円+パソコンですぞ。
漫画祭に持っていきたいなら、自分たちで慰安婦問題をまとめた資料を作家のところにもっていき、ちゃんと原稿料(最低1ページ8000円。労力考えるともっとほしい)を払って描かせるべきです。それを無計画な公募をして、いい応募がなかったら、素人にコミPo!でマンガと言えないレベルの、政治主張をコマを割って説明しただけのものを作らせ(「描かせ」ですらない)、それを国際漫画祭に持ち込み、政治活動と見なされ撤去されたら「主催者が韓国になびいている」って、それ逆ギレやんけ。
さらに「論プロ」は主催者の許可を得ず、政治的な記者会見を行ったらしいです(参考)。ルール違反ならそりゃつまみ出されるよね…。
韓国も論破プロジェクトも、どっちも「政治プロパガンダ」としか言えないものなわけですし、主張内容については私は素人ですから何も言いません。ですが、プロパガンダの手法は大きな差がありました。
漫画家にマンガを描かせ、「女性に対する暴力」がテーマをうまく利用して「人類普遍の問題」と言い訳し、その内容についても「漫画家個人の見方」とすることで政治活動扱いされるのを巧妙に避けた韓国。
とても「漫画祭」に出せるレベルのものではない、単にコマを割っただけの、あからさまな政治主張そのまんまのビラを持って行き、漫画家が描いたものですらないから「内容は漫画家個人の見方」と言い訳することさえできない、「論破プロジェクト」。
勝負になっとらん…。
「論プロ」は韓国が慰安婦漫画の展示を行うと発表してから急遽作った組織ですし、そもそも韓国がこのような展示を行わなければ「論プロ」自体なかったわけですから仕方がないっちゃないんですが。
繰り返しになりますが、誤解を避けるため改めて申しますと、私はここでは所謂従軍慰安婦の歴史的事実については一切言及しておりません。どっちの政治主張が正しいなんてことも一切言いません。まして韓国の擁護なんてかけらほどもするつもりはありません(論破プロジェクトの擁護もしないけど)。
韓国が海外でディスカウト・ジャパン運動をしていることは日本人として許しがたい事ですし、アメリカに慰安婦像を建てたのも非常識極まりないと思っています。日韓2国間の問題を海外にもっていくのはおかしいし、日本が日本の立場を説明して反論するのは当然のことと言えるでしょう。
でも、それにもやりかたというものがあり、今回「論プロ」が行ったのは、政治プロパガンダとして強制撤去になっても当たり前のものだと私には思えます。フランスが親韓反日だとか、主催者が韓国になびいているとか、そんなことじゃなく、韓国は巧妙にルールをすり抜け、「論プロ」の展示は主張内容の是非以前の問題だったというのが実態のようです。
以上、今回話題になったアングレーム漫画祭で、どうして同じ「政治プロパガンダ」でありながら、韓国側の展示は認められ、論破プロジェクトは認められなかったのかの考察でした。どっちが「巧妙」か、「狡猾」かは論じましたが、どっちが「正しい」なんて一言も言っていないし、巧妙にルールをすり抜けたからと言って認められるとは一切言っていないので、勘違いしないようお願いします。
今回のことで、言いたいことは3つ。
>>アングレームの主催者の方
「漫画祭に政治主張を持ち込ませるな!!」
>>韓国
「マンガを政治に利用するな!!」
>>論破プロジェクト
「マンガをなめるな!!」
救いは、この問題に関心を寄せているのがほとんど日韓オンリーであること。上で引用している『情報7daysニュースキャスター』によれば、この慰安婦の展示を取材に来たのは日韓のメディアばかりで、現地のメディアは見かけなかったとのこと。また、いしかわじゅんによれば、現地では全然騒ぎにもなっていないそうな(参考)。
最後に、慰安婦問題そのものについては私は判断する立場にないですし、今回の主催者の対応が適切だったかどうかも意見はいろいろあるでしょうが、一つだけ絶対に間違っていると断言できることがあります。
それは、在日フランス大使館のホームページで罵詈雑言を書き連ねている人たち。
700件以上もコメントが寄せられており、もちろん中には冷静な意見もありますが、在日フランス大使館に何の責任もないことに関する罵詈雑言が山ほど書き込まれています(こちらとこちら)。アングレームはルールにのっとって場所を与えただけだし、それはフランスが韓国の政治主張を支持していることを意味しません。言うまでもなく在日フランス大使館は無関係です。にもかかわらず、中には漫画祭と何の関係もないことまで書き込んでフランスを罵倒する人までいます。フランス製品の不買を宣言する人や、フランス大使館に謝罪を求める人までいます。たったこの1件だけでフランスを「親韓反日国家」に認定する者も少なくないようです。なんたる単純思考。
韓国の安易な反日活動に怒りながら、フランスのアングレーム市が漫画祭で韓国の展示を止めなかっただけで反仏ですか。この人らの単純な思考パターンは、この人らが嫌いな韓国の反日パターンと何が違うんでしょうか?
韓国の反日活動に怒りを覚えるのは理解できます。ですが、在日フランス大使館HPに罵詈雑言を書き込んでる人は、自分の姿を鏡で見てほしいですね。
マンガが政治ではなく文化交流に役立つことを祈念しつつ、ではまた!
==補足==
はてブなんかでなかなかひどいことが書かれているので、反論しておきたい。
>>カルト新聞、山本弘と同じく人権侵害という問題から逃げて中立ぶりながら差別意識駄々漏れのカス。
>>論破プロジェクトとコイツの間にさして違いはない
>>犠牲者の視点を無視するのは明白な差別への加担だと理解できない人がここにも。
>>しかしコメント欄が酷すぎるせいで相対的にブログ主がまともに見えてくるのは痛し痒し。
私がだれをどう差別しているというのだろうか? さっぱりわからない。
最初は「論破プロジェクト」が強制撤去になったことを「人権侵害」とか「(日本人に対する)差別」とか言っているのかと思ったのだが、どうもそうではなく、これらのコメントで言っている「人権侵害」とか「差別」とかは、所謂「従軍慰安婦」に対する人権侵害や差別を意味しているらしい。
すると、私が論破プロジェクト側に加担しているということだろうか? とんでもないことである。逆に「論プロ」批判のせいで怒っている人もいるわけだが。
正直に言うと、私は所謂従軍慰安婦の実態については、語れるような知識は全くない。あんまりこのブログで自分の政治的スタンスは出したくなかったのだが、私の意見を言っておくと、従軍慰安婦の実態はどうあれ、「日韓基本条約で解決済み」という日本政府の公式見解を支持しているし、「アジア女性基金」で総理大臣の手紙付きで見舞金を渡すなど、日本はこれまで十分反省の意を示している、というのが私の考えである。
だが、私は一部の政治家みたいに「日本だけじゃなかった」なんて言うつもりは全くない。それは、カンニングがばれた生徒が「カンニングしているのは私だけじゃない」と言っているのと同じだからだ。
また、「当時の倫理観では問題なかった」と言うつもりもない。たしかにそうかもしれないが、それだと今インドにおける女性への性暴力が問題視されているが、これを「インドの倫理観では問題ないんだ」と見過ごしていいことになってしまう。パキスタンで女性の教育を受ける権利が侵害されても「イスラム教の倫理観では問題ないんだ」と見過ごしていいことになってしまう。それはおかしいと私は思う。差別や性暴力は、いつ、いかなる時代、いかなる場所でも肯定されてはならない。
だが、今回は毛色が違う。韓国の展示が真に「人類の普遍的な問題」を提示しているなら肯定されるべきだが、報道を見る限りは、展示は日本に対する憎悪を掻き立てるように作られているように見える。差別や人権侵害が許されてはならないのは言うまでもないが、いかに主張が正しかろうと、誤った根拠の上に立脚してはならない。私は史実がなんであったかを判断することはできないが、韓国の主張が史実と異なると思う人が反論することに、何の意義もない。韓国も日本も、感情ではなく史料に基づいて論を展開する限り、持論を展開する権利を有する。
しかし、今回韓国の展示は政治プロパガンダにしか見えないし、論破プロジェクトの手法は強制撤去に値するものだったと思う。
私はここで「差別」とか「人権問題」とか「史実」とかを述べたいのではない。韓国の展示と論破プロジェクトの「手法」について述べたかったのだ。
主催者側は、今回の騒動について「展示がもたらしたすべての出来事に不満がある」と答えている(参考)。もし次回以降も同様の問題が起こるようなら、より適切な対応をしてくれることだろう。
==補足2==
どうして勘違いされるんだろう…。私が悪いのか、勘違いする人が悪いのか…。
>>「従軍慰安婦などなかった」と言いたいのならはっきりそう言えばいいのに。
>>「うまくすり抜けた」とか、論理的に反論さないところに身をおいて、
>>レトリックで(悪)印象操作するとか、自分のタチの悪さ気づいてる?
こんな批判までされているが、私は一言もそんなこと言っていないぞ。
こういう批判をする人たちは、いったいどういう記事ならお気に召すのだろうか?
私は従軍慰安婦問題そのものにはこの記事では触れておらず、そもそも漫画祭に政治問題を持ち込むこと自体に反対なのだ。
繰り返しになるが、今回問題視されていることは、所謂従軍慰安婦の実態そのものではないのだ。漫画祭に政治問題を持ち込むことと、その手法なのだ。歴史的に正しいかどうかは、今回の問題とほとんど関係ない。
例えば、こんな例を出すのはよくないかもしれないが、北朝鮮拉致の被害者に対しては誰もが同情しているし、奪還に向けて一般市民も政府も支援している。当然である。「拉致問題解決を求める」「拉致被害者を取り返したい」という主張に、何一つ間違っているところはない。
しかし、仮に甲子園球場で、高校野球決勝戦のスタンドで、北朝鮮拉致問題解決を求める演説をしたらどうだろうか。おそらくスタッフによりつまみ出されるだろう。主張内容がどんなに正しくても、TPOにふさわしくないからだ。
主張そのものが正しいか正しくないかと、演説等が認められるか認められないかは、本来無関係なのだ。今回は漫画祭という場に、韓国も論破プロジェクトも政治問題を持ち込んだ。その主張内容が正しいかどうかは問題ではない。TPOが間違っているのだ。
だからTPOを無視した活動を展開した論破プロジェクトは強制撤去されて当たり前だったと思う。一方、韓国は私の目にはTPOを逸脱しているように見えるが、記者会見で「日本」という言葉を使わないことなどで、「女性への暴力がテーマの1つである漫画祭」というTPOの範囲内に収まるように工夫したようなので、私はそれを「うまくすり抜けた」と表現したのである。
繰り返しになるが、私は慰安婦問題の実態そのものについては、この記事で全く触れていない。触れていないからと言って、「慰安婦などいないと思っているから触れていないのだ」などと思ってほしくない。逆に「論プロ」を批判しているからと言って、「韓国の主張を支持している」と見なしてほしくもない。
政治主張として、どっちが正しいかは全く触れていない。だがどっちも政治主張を漫画祭に持ち込むべきではなかったと思っている。そして、手法として韓国の方が巧妙だったから、韓国は撤去されず、稚拙な論破プロジェクトは撤去されたのだ。
ただそれだけのことを言っているのに、どうしてこう深読みする人がいるんだろう…。


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この記事へのコメント
傍目から見たら韓国しか腹が立たないですが
日本も腹ただしいことだったのですね。
まあ今回の漫画祭のテーマが一番悪い気もしますが・・・。
貴重な現地の情報有難うございました。orz
しかしなんでしょうか、漫画祭のテーマの一つに女性への暴力ってなんか違和感がありますね。
これが文化交流の題材に適したテーマと言えるのでしょうか。
フランスってこういうのが多いのでしょうか。
私には全く理解できない。
韓国側は情報戦略予算が豊富だから漫画家達に描かせるのも余裕でしょうし。
韓国側の戦略を称賛してる風に見えなくもねーわw
ここの記事はいつもそうだけど
韓国のことになると頭に血がのぼるみたいだしね
擁護の方向に
しかし、日本側に不手際があるにしても朝鮮人とフランスの主催者連中は許せんね。
話題にしてるのは日本や韓国だけと笑ってる阿呆いるが、放置しとくとアメリカの慰安婦像のように大事になっていくんだよ。
それとなぜか日本で騒がれてるがナチス関連の記述に関しては主催者も問題にしてなかったな。ナチスの手法を否定的に書いてるのに問題にしたらそれこそ問題になるんじゃないのか?
それともフランスではどういう形であれナチスに触れるのはタブーなのかね。だとしたら欧州で開かれる会議で中韓がよくナチス・ドイツに例えて日本を避難してるのもフランス人には逆効果ってことかい?
信者獲得の一環なのかね
>例えば、「戦争」がテーマの漫画展に、日本が『はだしのゲン』を持ち込んだとしましょう。仮にアメリカが「反米プロパガンダだ」と反論したとしても、「『ゲン』は『反戦』という人類普遍のテーマを掲げたマンガであり、政治的プロパガンダではない」と判断され、問題視されることはまずないと思います。
出展なんかはしていませんが、はだしのゲンも一時問題視されてましたよね。
日本では平和ボケなんて揶揄がよく使われますが、日本国外でもデリケートな話題の境界が曖昧になっている気がします。
韓国の漫画が非難される内容かは閲覧していないので分かりませんが、事実を歪曲して広めるのは良くないという意識は一貫して日本人にあると思います。
しかし、歪曲してるのはこれらの情報を拡散している人間かもしれないということに多くの人が気づかないのが遺憾ですね。
ナチの手法を「今でも通用する」と言ってその手法の有効性を唱えているし、韓国をナチの手法にたとえる必要性がない。
フランス人からすればこれだけで「極右のプロパガンダ」と判断しても仕方がない。
結局、政治的スタンスを決めることから逃げてるようにしか見えないね
日本人ならどっちでもいいとか言えないわ
>>韓国のことになると頭に血がのぼるみたいだしね 擁護の方向に
これで「頭に血が上っている」って思うって、お前どれだけバカなの? これで「擁護」とかアホなの?
片山さつきがその件で問い合わせたが、代表の藤井は幸福からの資金提供や関わりを否定してるとのこと。帰国次第詳細を確認すると片山は書いてるがはてさて。
しかし、幸福の奴らだとしたら資金とそれなりの画力があるお抱えの漫画家がいるはずなのに、なんで出展作品があんなもんになったのか理解できん。
つうかフランス人がそれを問題にしてるソースはどれなんだ?
日本側の主張漫画がお粗末すぎますね。漫画には漫画で対抗するというのは
ある意味平和的で、外国の人にもわかりやすく
判断しやすいのに、肝心の漫画が残念すぎます。ちゃんとした作家を起用して
もう一度ちゃんと漫画を描いて、ネットにでも発表したらいいのに。
内容は間違っていないのだから…
蛍の墓を例にするな反戦はそうかもしれないが、ぜんぜん違うだろ。
逆に幸福の科学の主張のほうが正しいが。
いやいや 政治的立場を明確にしても、論理的に正しければ客観性は得られると思いますよ?
あなたの場合、論破の漫画を載せた後に、なんだこれは!とデカデカと自分の主観どおりに読者を誘導しようとするやり方が見えるのでどっち道、客観性があるかどうか疑問ですね。韓国のプロパガンダ手法=ナチと同様の手法というのが悪いという決め付けも意味不明です。
今回の論破プロとかいうのは、そもそも韓国がこの漫画祭で慰安婦漫画と慰安婦インタビューのプロパガンダを行うことへの反論が目的らしいですが、それについては何もかかれてませんね。韓国がでてこなければ、日本側はやらなかったというのは重要と思いますが。これは意図的に省略したんでしょうか?
だれもやらないから仕方なく反論をこころみた日本人(たとえカルトのメンバーでも)が失敗したのを見て、「勝負になっとらん」「漫画を舐めるな」と論理的でもなんでもない主観をもって揶揄するのは、日本人としてどうかと思いますね。
管理人さんあんたも結構やるねぇ
そんなアングレームの今回のテーマなら韓国のやってることは特に問題ないと思います。
アングレームは過去には慰安婦関連の記述もある水木しげるの「総員玉砕せよ」が賞を取っていたりバンドデシネの祭典らしく結構踏み込んだ漫画祭ですよ。
あと一部の日本人がアングレームがどんな漫画祭か、バンドデシネとは何かも知らず罵詈雑言を喚くのにはうんざりします。
こんなニュースになる前から日本の作品や作家が招待されて交流しているのに興味ないならほっておいてくれればいいのに。
漫画として持ち込めばよかったんだと思うんだけどね。
親に朝鮮人の女衒に売られ、戦地でちやほやされ、
敗戦で無一文になり、国に帰ると人間として扱ってもらえない。
戦後数十年立ってから、突然反日のシンボルとして祭り上げられ
嘘八百を話すと賞賛される。
なにが現実でなにが嘘なのか、どんどん混濁していく狂気の世界。
割と考えさせられるドラマになるはずなんですよ。
こういう漫画なら「政治的だ」と言って排除するのは無理でしょうし。
韓国側の漫画も7Daysで紹介されているやつとか、漫画と言い難い
お粗末なプロパガンダにしか見えませんがね・・・
「論破」が「一方的に捨てられた」とご注進しなけりゃ
日本政府や大使館からの苦情申し入れは
あそこまでの規模にならなかった気もするんですよ
もっとうまい反論をしてる人以外は
引っ込んでろ、とは言えないんじゃあないでしょうかねえ
その資料を漫画という形にしたけどできが悪いから認めない?できが悪いと反論してはいかんのですか?
仮にできが良くてもナチスの旗を修正しても主催者側は結果ありきで一切の反論を認めないと思います
そしてまさしくそれが今回の問題なんじゃないでしょうか?
いやいや論破プロジェクトは関わるべきじゃないと思いますが、これからも日本の漫画家、出版社は関わるべきでしょ。
この漫画祭はもちろん漫画にさえ興味がなさそうな論破プロジェクトが関わらなければいいんですよ。
だって今回の漫画祭でもこれまでの漫画祭でも論破プロジェクト以外の日本の漫画家、出版社はうまいこと関わってきたんですから。
その論破プロジェクトとかいう人たちの出展ブースがあるのなら、少なくともその内容で出展する事を許可されていると言う事になるので、内容が駄目ならそもそも出展許可が出ないと思います。
会見も許可はもらっていたと聞きますし、事前に中止命令があって強引に行ったのならともかく、突然に中止と言われても日本側に非は無いでしょう。
そして、更に出展許可を出したにもかかわらず強制的に撤去したのですから、主催者側の暴挙でしかないでしょう。
出展された漫画も数十冊あると聞いていますが、残されたものがそれだけだというだけで他の漫画がどうだったのかが分からない以上評価のしようが無いと思いますが、その1冊だけで酷いと評価はするのはどうかと思います。
日本の酷い漫画1冊だけ例に出され日本の漫画は酷いなんて評されれば、日本の漫画が好きな方々はその評価に納得いかないと思うのですがどうなのでしょうか。
管理人はバランス取ろうとしてるんだろうけど、一番漫画舐めてんのは韓国だろうに。
安易にレッテル貼りみたいなことしてちゃ、伝わるものも伝わりませんよ。
主催者が韓国側だったこと、フランスでは慰安婦は真実の歴史になっていること。バンデシネと女性問題がテーマだったこと。
韓国の提出作品は内容の真贋、是非はともかくほとんど絵だけでも意味が分かるのに対して、このコミPoのやつは日本語が読めるか横にあったかどうかわかりませんが訳を読まなければ意味がわかりません。
韓国の方がより入念に金と時間をかけて漫画祭のレギュレーションに沿った準備をしていたのに対して、論破プロジェクトのものはいかにも急仕立てで漫画としても文章としても稚拙であったと思います。
論破プロジェクトの言いたいことが間違っているとは思いませんが、手法があまりにもまずかったのは事実でしょう。主催者に叩き出すのに使えそうな口実(鉤十字)まで与えたのは浅慮だと思います。
結果論ですが、韓国が慰安婦で来るなら、日本はベトナムのライタイハンの被害者と手を結んで、しかるべきプロにしっかりと報酬を払い、韓国よりもよりクオリティの高いバンデシネ作品で「ベトナム戦争で起こった女性問題」を取り上げて対抗すればよかったように思います。
あるいは朝鮮戦争と慰安婦でもよいです。
要するにフランスみたいなアウェーで慰安婦はなかったと勝負するには河野談話が破棄された後じゃないと勝負にならないということだと思います。ならば足の引っ張り合いで申し訳ないですが、日本と関係ないところの話を漫画の描き手としての代弁者として語り、「日本だけじゃなかったんだよ」とするのが第一歩ではないかなと。
というところが反省会ということでいいんじゃないでしょうか。
次似たようなことがあった時には、論理や根拠の正当性だけでなくプレゼンテーション力でも勝負する必要があると思いました。
自分の国は日本と米、豪に大量のかわいそうな女性たちを送り出し、いまだに北朝鮮とは戦争中のくせによくそんなテーマを堂々と掲げられたものだよ。韓国にはまず自省の精神が必要じゃないでしょうかね。
私はまだ慰安婦問題がどのようなものか詳しく知らないけれども、それが真実だったとしても、ことあるごとに日本以外の国に対して「日本は悪者!韓国は被害者!」ということを触れ回っていたら(韓国の真意はともかくどうしてもそう見える。報道の仕方もあるでしょうが)、政治的な関心が低い日本人でも、韓国の真意?を誤解してしまうんじゃないのかな。
私は一部の過激な人々と違って、韓国人にもたくさんいい人がいることを信じているけど、最近の韓国人・韓国系の人々のやり方は気に食わないな。
主催者の逆鱗に触れた原因には、以下の2点があるようです。
・論破プロジェクトは漫画祭開催の前日に、会場の自ブース前で記者会見をしたが、この記者会見が無許可かつ政治的な内容であった。主催者が止めて出禁を食らわせたのは記者会見を始めて数分後
・ブースに政治的かつ歴史的事実の否定である内容の垂れ幕を掲げていた (「慰安婦の真実・どうしてウソがホントになったか」)
※ここでの「歴史的事実」は日本政府の見解
http://www.charentelibre.fr/2014/01/31/croix-gammees-et-revisionnisme-un-stand-japonais-ferme,1877835.php
http://www.charentelibre.fr/2014/02/01/pourquoi-le-stand-japonais-a-ete-interdit-de-festival,1878061.php
ハーケンクロイツに関しては、地元メディアが指摘したにとどまり、主催者側が触れた発言はありません。それ以前に問題があったということかもしれません。
軍人を客としていた慰安婦(売春婦)の存在は否定しないが、軍や国が慰安婦を性奴隷として管理していたような事実はない、というのが日本の立場でありまた事実です。
強制連行され性奴隷として軍にあてがわれたという所謂「従軍慰安婦」問題は、吉田清二という元軍人の作り話(本人が告白)とそれをネタに大誤報と捏造を繰り返した朝日新聞がでっちあげた日本国内の自虐的反日プロパガンダがそもそものはじまりです。
これに驚いた韓国は自分たちで事実を確認するために、吉田の済州島で慰安婦狩りをしたという手記を元に済州島で大規模な聞き取り調査をしました。結果、そのような蛮行が行われたという目撃証言や体験者は全く得られませんでした。このとき韓国は自分たちで吉田の話に信憑性がないことを確認しているのです。
しかしそれから数年後、のちの社民党党首となる福島瑞穂弁護士が突然、元従軍慰安婦と名乗る女性を連れてきて国家賠償訴訟を起こします。これによって沈静化したはずの慰安婦問題が再燃します。朝日新聞も捏造報道を繰り返します。そして韓国政府はこれを国内での反日教育と日本への外交カードに利用するようになるのです。
そうして嘘に嘘を重ねて日本を追い詰めた結果生まれたのが、例の河野談話です。政府の公式見解ではなくとも、当時の官房長官がこのような冤罪を認めてしまったのは大きな過ちでした。
以後韓国および韓国人は従軍慰安婦を既成事実として世界に喧伝し、日本を貶め憎悪をまき散らしています。
批判してる方々、わざわざつっかからくてもいいと思います。
200万円以上の賞金とか、出版されて印税が約束されるとか、それでも、引き受けるには覚悟が必要です。
「慰安婦問題に首を突っ込んだ作家」と言うレッテルを貼られるかもしれません。
同人活動している人とか絵柄で身バレする可能性がありますよね。
いやがらせとか何年にもわたって続くかもしれませんし、それが親族にも及ぶかもしれません。
韓国の場合、自ら進んで描きたいと言う作家は多いのかもしれません。「自分の漫画の才能を生かす機会」と考えて参加した作家もいたのではないでしょうか。
韓国漫画を読んだことのある日本人はあまりいないのではないでしょうか。
韓国の漫画で代表的なものと言うと(それほど詳しくないのですが)、「ラグナロク」とかでしょうか。
「新暗行御史」の場合、「サンデーGX」に連載されていたので、韓国人作家による日本の漫画と言うことになるのでしょうかね。
「こんなことやっているから、日本人の殆どが知っているような漫画作品が韓国から生まれない」
「多くの人を楽しませる作品を生み出せないから、漫画をこのような政治目的としてしか利用できない」
今回の騒動だけで言い切ってしまってはいけないのかもしれませんが、私の思うところです。
イスラエルの「テロをしている間は和平交渉には応じない」という建前と同じようにね。
その間に元慰安婦のお婆さんが寿命で亡くなって、一人残らずいなくなったとしても、我々の知ったことではありません。
はてブでエクストリーム批判してる人がいるのにびっくり笑
一部の荒唐無稽なバッシングに負けずに頑張って!
満足している人は主催者側にいないとのことですね。
管理人さんへ
分別能力が足りず、他人様の話も自分の理解できるレベルにまで
無理矢理単純化する人というのが、世の中には結構な数います。
憤慨、そして誤解を解消したいという気持ちはさもありなんですが、
文章をさらに追加して誤解をなくそうとしても、効果はないと思います。
相手が嫌悪感情で頭に血が上りっ放しの人間なら、なおの事。
普通の読解力を持つ第三者に対してご自分の主張だけ明確にしたら、
あとは放置しておくしかないのではないでしょうか。
とりわけ、感情を出すのは火に油な気がします。
「どれだけ文章を書く側が、誤解しようのないように上手く書いても、
文章理解力の足りない勝手読み・飛ばし読み人間には伝わらない」
哀しいかなそれが、文章という表現手段の限界だと思います。
ずっと前にサムゲたんとpsyの同人誌が有名になったけどああいうものをエロなしで作成する方が普通に楽しいと思う。
>>韓国の嘘を論破するためだけに利用するのは
>>何か違う気がする。
私も同意です。私はあんまりマンガで政治活動をしてほしくないです。
個人的には、「日本鬼子」の時のセンスは抜群だったと思います。ああいう余裕でかわせると素晴らしいんですけどね。
まことにお疲れ様です
論破プロジェクトは漫画自体にはあまり興味ないんでしょうね
韓国側は自国政府の主張と一致してますが、彼らは日本政府の
公式見解からもズレてるんですよ。見てるといつもそうです。
そして日本政府の公式見解をすっ飛ばして自論を強調するから
極右認定されても全然不思議じゃないのにその自覚が無いです。
慰安婦銅像の時には石碑の文面こそが重大問題であって少女像に
意味は無いのに彼らの活動によって大衆の注目は銅像のほうへ
偏ってしまいました。
結果、嘘だらけの碑文は置き去りにされて銅像問題に変貌してます。
極論したら碑文の内容が日本の公式見解と一致するなら撤去なんか
どうでもいい話で銅像に意味を与えてるのはそこにある文章ですから。
個人的にはネット上での大衆扇動も偏見を増やしてるだけだと思う。
今回の一件調べてみても感情的な情報がばかりで事実関係がよく分からなかったので助かりました。
韓国の反日活動も失敗を通じて洗練されてきてるし。
アホな自軍は敵軍より恐ろしいってこと
いかに国際的共感を得るかを無視して単に喚くだけなら、街宣右翼と同じ
主張が正しくても悪印象まねいて逆効果
言う内容じゃなく、言い方が善悪の印象(主観的判断)を形成する
主催者、韓国サイド、日本サイド全面で擁護できる存在がいない
日本サイドはカウンターだから急造だろうし、ある程度は仕方ないのかな
政治活動を避けるとか難易度高そうだね
管理人さんあんたも結構やるねぇ
ほんと、これだと思うわ。
管理人の腑に落ちない偏りをいつも感じるよね。
僕は頭がいいから正しいんだって匂いを撒き散らしてるだけの感じw
>日韓2国間の問題を海外にもっていくのはおかしい
たとえば、拉致問題に関して日本は国際的にいろいろ訴えて国際的なサポートを得ようとしています。二国間だけでなかなか進まないなら国際的に訴えるというのは、ごく普通のことかと思いますし大事なことかと思います。そして、拉致問題も従軍慰安婦問題も今日では国際的な人権問題として認識されてます。
たとえば、従軍慰安婦問題に関してこのような決議があります(欧米メディアによる大量の記事はもちろんのこと)。
米国下院「慰安婦」決議
オランダ下院「慰安婦」動議
カナダ下院「慰安婦」動議
EU議会「慰安婦」決議
台湾立法院「慰安婦」決議
http://wam-peace.org/ianfu-mondai/intl/
この一点だけ書かせていただきましたが、このブログ記事自体はすばらしいまとめになってるなと思いました。
読解力のない人には、なにをいっても無駄だという意見もありますが私は
私は無駄だとは思いません。
誤解している方を減らしていると思います。(私もいつもは意見せず読むだけだし)
なにより、表現力がレベルUPするよね!
それにしても、韓国の戦略が巧妙、狡猾といったら韓国の戦略を賞賛してる風に見えなくもないとかギャグなのだろうか。
>「主張が正しければ何をやってもいい」
の逆で、問題のある主張もやり方次第で
大々的に行えるのは恐ろしいことです。
「他の人のカンニング」が日本に何の関係も無いことは自明であり、日本がカンニングをした事に違いはないだろ? ということで話は終わりなのですから。
日本が問題にしてるのは、他の軍隊も慰安婦を利用してますやんとかではなく日本政府が慰安婦の強制連行に関わったという証拠がないという1点のみでしょう。
証拠に信憑性がなければ認める必要はありません。
今の常識からすれば慰安婦の存在自体が問題ですがそれは別の話です。
証拠がある日本の戦争犯罪はいっぱいあるし、それを否定してる訳ではありません。
戦争犯罪は連合国側もたくさんありますやんという論調で展開して
はじめて「ばれたカンニング」と呼ばれるべきです。
この文の真意を読み取る事が出来ず、管理人様の御見解と正反対の投稿を致しました。お詫び致します。
私の見解では慰安婦問題とはまさしく「ばれたカンニング」であり、上手い言い回しに莞爾として早とちりの投稿をしてしまいました。ドザえもん様と管理人様の応答を何度も読み返しているのですが、中々得心のゆく自分の答を得る事が出来ません。
論破プロジェクトの漫画に関して言えば、ナンダコレ? と言うことで一致していると思うのですが。スレ汚し、失礼致しました。
日本側の主張も一枚岩じゃありませんよねー。
弓タローさんは、日本政府の強制連行関与を含む韓国の主張を概ね認めていらっしゃるのでしょう、恐らくですが。
他の人のカンニング論は私の美学には反しますが、戦略的には意味があるかもしれません。
たしかに、免罪符にはなりませんが公平性の追求は相手の痛い所を突き
ますからね。(韓国というより戦勝国側かもしれませんが
戦争に勝ちさえすれば、何をしても責任を追求されないという現状に問題提起もできます。
「他の国もやってた。日本だけが非難されるのはおかしい」という
ただの感情論にしか見えない意見も放置すると不平不満の素となり争いの火種になるやもしれませんしね。
韓国の主張を概ね認めているのではなく、いわゆる「河野談話」を認めています。
最近では談話の客観性や内容の正確性、外国からの圧力など疑義が唱えられているのも承知しています。しかし談話を読めば日本を不必要に貶めるものではないし、相手国への配慮も行き届いています。和解の為にとても良い談話を発表されたと思い、これで不毛な慰安婦論争は終了に大きく近づいたと喜んでいました。私の甚だしい見当違いだったのですが。
終わりではなく始まりだったとは本当に思ってもいませんでした。河野談話が日本の最高の切り札であったと考えている私にとって、談話を拡大解釈した諸外国の対日政策への対応はどうしたらよいものか? 未だに答が解りません。論破プロジェクトが一手を指したことは評価しますが、内容があれでは逆効果です。他国を貶めるのではなく、自国の評価を上げるような表現を期待したいものです。
「従軍慰安婦の実態については一切コメントしません」と最初に断りをされたのにも関らず私の投稿を許して下さった管理人様、見解を寄せて下さったドザえもん様、有難うございました。ここで一旦筆を置きます、別の話題の時にまた寄らせて下さい。
ご返答ありがとうございました。
またもや、誤解してたようで申し訳ありません。
http://m.otaden.jp/index_archives.php?blog_id=hirorin&entry_id=309809&dno=0&vp=&guid=on
しかし、はてブの短絡的にもほどがあるコメント、酷いですねー
彼らは嘘を嘘で塗り固めるのがもはや習慣化してますから、
「韓国を無条件に擁護しない人間は差別主義者!」
「証拠の有無も論理も関係ない!韓国人が気持ち良くなれない意見は差別!」
本気で、ナチュラルにこんなこと思ってますからね。
幼稚な頭から繰り出される荒唐無稽の感情的コメントと捉えて問題ないでしょう。こんなことで管理人さんの精神衛星が悪くなってしまうことに心が痛みます。
私も、この記事で書かれていることは正しいと思います。非常に共感も持てます。
ただ、この記事を読んだ「全員」に理解を求めるのは止めたほうがいいかと思います。
残念ながらネットにはただ荒らしたい人、煽りたいだけの人も相当数います。本当に残念なことですが・・・
陰謀論は嫌いですがネットに書き込みする工作員ともいるらしいですしね。
詳しく説明する努力や、議論を深めて勘違いやすれ違いを減らすことは必要ですが、最終的に理解する気が感じられないコメント等は、あんまり気にしないで「騒ぎたいだけの馬鹿がいるなあ」ぐらいに捕らえればいいと思います。
補足の文章読んでるとかなり気にしていらっしゃるようですので・・・
>>でも、「他の国にもあった」って言っている人たちは、強制性があったかどうかではなく、「他の国でもあったことを、なぜ日本だけが批判されねばならないのか」というところを問題視しているわけですよね。
確かにそういう人もいるかと思いますが、そればかりではないと思います。
たとえば私などは「他の国でもあった」ことが日本の免罪符になると考えているわけではなく、単に「犯罪者に他の犯罪者を非難する資格があるのか」という理由で同じ主張をしています。
つまりイエスが石打刑にされる女をかばったときの言葉、
「生まれてから今まで一度も罪を犯していないと自信を持って言える者だけ、この女に石を投げなさい」
と同じだということです。
カンニングでいえば、ばれなかった者がばれた者を指差し、
「こいつカンニングしやがった。卑怯な奴だ」
と非難するのはおかしいということになるでしょうか。
中韓はもちろん、他の国にも日本を非難する「資格」はあるのか?彼らの過去はきれいなのか?もしきれいでないのなら汚れた手で日本を糾弾するのは偽善ではないのか?
もちろん裁く資格のある者が誰もいないからといって罪そのものが消える訳ではありませんが、偽善者による裁きが行なわれるより誰も裁かれない状態のほうがまだましだと思います。
私は以上のような考えから
「日本だけじゃない」
と主張していますし、私と同じ考えの人は多いんじゃないかと思います。
国際的な漫画祭でコミpo!はアカンでしょ流石に
漫画って相手を批判したり情に訴えて思想をコントロールするものなのでしょうか?
そんなものは漫画と呼ばない。
漫画は楽しむためにあるものですよ
。従軍慰安婦等の問題をこんなところに持ち込むのも嫌韓をアピールするのも場違いとしか思えません。
おおむね同意なんですがこれだけ引っかかりました
インドの法では問題だと思うんですけど
韓国側が描いたこの日本兵が犬だか狼だか(たぶん犬でしょうけど)に描かれてる漫画って政治とか云々の前に
ただの差別表現ですよね、風刺でもなくかなり意図的な
そこに主催者側が突っ込んでないのが一番引っかかりました
韓国は政治に利用してるし人種差別してるんじゃないですかね、この漫画らしきもので
ただの差別表現ですよね、風刺でもなくかなり意図的な
そこに主催者側が突っ込んでないのが一番引っかかりました
15さんに激しく同意します
旭日旗バックに狼・・・かなり意図的な(露骨と言っても
いいくらいな)表現なのに、そこには何も触れていない
主催者側に なんで??とお尋ねしたいです
ただ主張したいだけの人は何を書いたところで文章もよまず、意味不明な論を展開し、自分に意見する人は反日扱いするのですから反論しても無駄だと思います。
論破論破と言ってる日本人が多くて日本人の低脳さが露呈する。
慰安婦は、同でもいいこと韓国がしていることに対して
韓国に攻撃することもできず、アホの談話とか朝日も同じ
日本人向けなのも分からない日本民の低脳さ
慰安婦問題を作っる、そんな政府国民、
挙句にほかの国も性奴隷行為をしていると言う政治家
訴えどころを見過ごし焦点がずれている、
まるでケンちゃんシリーズのように茶番の好きな
日本国民が、滑稽に見えるのは僕だけです、
管理人さんは、良い視点でよく見極めていると思いますよ、
しかし先進国日本の国民性では、こんな程度で
ネトウヨウヨでネトネトネットリ脳の方々が多いですね。
おわり
懇切丁寧にしていても理解しようとせず、思考停止した状態で誰それが悪いなんて決め付けるなんて浅はかです。
責任を押し付けあってたら何も解決しないというのに。
日本人として〜って言う人の言葉の薄っぺらいこと。
戦前の非国民と同じで根本から変わっていないのだと悲しくなりますね。
きっちりとした誇り高き日本の心を持つ者ならば間違えてますよそれ。
韓国系、中国系の卑劣な行動を嫌ってるのかもしれませんが同じ土俵に立っちゃ駄目です。
お天道様はちゃんと見てくれているし、大体噂だけで何もかも信用する人はそれだけの人だったってことです。
わかってくれる人はいるんですから、そういう方々を大事にしていきましょうよ。
ここまでやってこれたのは祖先の英霊たちが礎を築き上げて下さったからだし、その受け継いだ魂、ここで腐らすのも勿体無いですよ。
今私達に出来ることは、私達日本人という人種を知ってもらう事だと思います。
普段の行動を鑑みれば自ずと分かって貰えますよ。
人は心の鏡なり。
この言葉を胸に刻んで日本を豊かにしていきましょうよ。
フランス法では「歴史的事実(行政の談話等)」の否定が違法となるのか。
大戦の背景があるとはいえむしろ、そっちのほうが薄気味悪いぞ。
廃棄した。動画でもあるけどな。
管理人さんは史実がなんであったかを判断することはできないって書いてるのに、
なんで慰安婦を差別や性暴力と同等に捕らえて倫理的に問題ありとして、
違法行為のカンニングに例えているんですかね?
違法行為がばれて他の人もやってると言う開き直りと、
違法ではないことをを自分だけ非難されて非難してる連中もやってる上にそもそも違法したっていう根拠は?って言うのとじゃ全然違うでしょうに。
そして管理人さんがカンニングの開き直りに例えた人達の主張って後者でしょう。
それっておかしくないですか?
絵やコマ割りがどへたくそなんていう指摘はほぼ意味をなさない。
気に入らないならご自分で資金を捻出して依頼してはいかがかと感じます。
この問題が大きくなったのは公平性に疑問を覚えたからに他なりません。
日本ブース「主催者Aと話した先日ね」
主催者B「許可していない。強制撤去。国旗も対象」
もう言っていることが滅茶苦茶ですが。記事をちゃんと読まれているんですか?
>>慰安婦問題に関して詳しくない自覚があるのなら、語るべきでは無いと思うわ。
私は慰安婦問題そのものじゃなくて、アングレーム国際漫画祭で何が起きたかを記事にしているんですが。「語るべきではない」もなにも、慰安婦問題自体については全く語っていないんですけれど。
>>絵やコマ割りがどへたくそなんていう指摘はほぼ意味をなさない。
頭大丈夫ですか? ここは漫画に関するブログですよ。絵やコマ割りがド下手くそという、マンガに関する指摘をするのは当然のことですが。
>>気に入らないならご自分で資金を捻出して依頼してはいかがかと感じます。
意味不明もいいところですが。本当にあなたの脳みそが心配になります。
私がいったい誰に何を依頼するというのですか? 私は慰安婦問題を訴える漫画なんて作るメリットを全く感じておりません。貴方は根本から私の記事を勘違いして、意味不明な批判をなさっています。
>>この問題が大きくなったのは公平性に疑問を覚えたからに他なりません。
この記事を読めば、主催者側の公平性に問題はなく、間違っていたのは「論破プロジェクト」だとわかるはずですが。