萌える日米同盟! 米軍製作同人誌『わたしたちの同盟 ~永続的パートナーシップ~』

萌える教材と言えば、『もえたん』を皮切りに、もはや本屋に行けば一コーナーを確立するくらい存在しますが、今回はその中の変り種を紹介しましょう。米軍公式の日米同盟萌えマンガです!

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米軍基地の問題やオスプレイ配備など、在日米軍に関するニュースはしょっちゅう報道されており、多くの日本人が現在の日米同盟のあり方を好ましく思っていないことは、米軍も重々承知しているところです。そこで、米軍は考えました。「日本人はマンガが好きだから、マンガで日米同盟をアピールしよう!」

ギャグみたいな話ですが、実際に2010年、日米安保50周年を記念して、米軍は本当に日米同盟PR用萌えマンガ同人誌を作ってしまいました! それが今回紹介します『わたしたちの同盟 ~永続的パートナーシップ~』です。もう3年近く前の話ですし、結構ネットでは有名なので、「今更?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、まさにこのブログの趣旨である「マンガによる国際交流」にピッタリなので、紹介させてもらおうと思います。(なお、MANGA王国ジパングは、日米同盟を支持も不支持もしませんよ。あくまで、マンガによる国際交流を紹介しているだけですからね。)


これがその米軍が作った同人誌『わたしたちの同盟 ~永続的パートナーシップ~』です。マンガを描いているのは日本人ですが、発行は在日米軍司令部、印刷・製本は国防省印刷局というあたりが実に興味深いです。


↑公権力によって作られた、史上最も壮大な同人誌である

主人公はこの2人。日本人の新居(あらい)あんずちゃんと、アメリカからやってきたうさクン


『ドラえもん』とか『オバQ』とかと同じで、日常に異分子が飛び込んでくるタイプのマンガですね。主人公が女の子ですから、『チンプイ』あたりが一番イメージが近いでしょうか。うさクンはもちろん USA だから「うさクン」なわけですが、「新居あんず」ってなんだかわかります? 私は最初全くわからなかったのですが、これ alliance(同盟) の意味らしいです。気づくか!

『ドラえもん』はのび太をまともな人間にするために、『チンプイ』はエリちゃんをルルロフ殿下のお妃様にするためにやってくるわけですが、うさクンはあんずちゃんの家を守るためにやってきたらしいです。ウサくんはもちろんアメリカの擬人化。あんずちゃんは日本の擬人化ということになりますね。


↑あんずちゃん(日本)の家の平和を守るうさクン(アメリカ)。
あんずちゃん(日本)は、ゴキブリにも立ち向かえないのか…
ところで、ゴキブリはどこの国の暗示だ?

では、なぜあんずちゃんの家を守るのかというと…


あんずちゃんとうさクンは同盟を結んでいるらしいです! しかし、それに対するあんずちゃんの反応は


↑「同盟…?」

わかっていないご様子。


本編を読んでも、あんずちゃんとうさクンが条約なり契約なりを結んでいる描写はありません。どうも、うさクンが一方的に同盟を結んで、あんずちゃんの家に居候しているようにしか読めないんですが、日米同盟のPRマンガとして、いいのか、これ…?

その後は、あんずちゃんが教えたり、うさクンが教えたり、萌えキャラに教えられたりしながら日米同盟について学んでいきます。それにしても、うさクンが同盟を結んであんずちゃんの家を守りにきたはずなのに、あんずちゃんがうさクンに教えてるシーンが多いのはどういうわけだ? このうさクン、アメリカの象徴となっているはずのキャラなのに、かなり無知で間の抜けているキャラなんだけど、米軍的にはこれでいいんだろうか…。


あんず(日本)を守れていない上、
偶発的事故を敵の攻撃と勘違いしたうさクン(アメリカ)

いいのか、これ…?






↑日米同盟を教えてくれるみなさん

このマンガは全編在日米軍の公式サイトで読むことが出来ます。私はCNNのニュースでこのマンガの存在を知ったのですが、それによれば、「世界の他の国々の人々にとっては、これは単なるアニメやマンガに過ぎません。しかしここ日本では、マンガは文化の一部なのです。ですから米軍はただ日本語で話すだけではありません。彼らは強力な伝達手段を通してコミュニケーションを図っているのです」とのこと。(To the rest of the world, this is just cartoons and comics. But here in Japan, manga is a part of the culture. So the U.S. military isn't just speaking in Japanese; they're communicationg through a powerful medium.)

このマンガは全4部で、こちらのサイトによると10万部も刷ったらしく(ベストセラーだなw)、あっちゃこっちゃで配ったらしいです。CNNでは「キャラホビ2010」の様子を報道していて、キャラホビ2012でもまりたん×自衛隊×アメリカ軍の名で出展してたみたいですので(公式サイトにそのレポートがありました)、2013でも萌える米軍が見られるかもしれません。興味がある方は、行ってみてはいかがでしょうか? (キャラホビ2013公式サイトはこちら

米軍のフィッシャー大尉によれば、米軍側は、軍隊なのにキャラクターが女の子ばっかりなので不思議だったらしいですが、このマンガは日本人にアピールするためのものなので、西洋的感性を排除する方針だったので、日米同盟に関する内容が正確であれば、キャラクター造詣なんかはノータッチだったみたいですね。米軍は、文字通りの意味でも、文化的な意味でも、「日本の言葉」ではなすことで(speak Japan’s language, both literally and culturally)日米同盟をPRしたかったということだそうです。だから米軍の象徴のはずのうさクンが藤子キャラのような間の抜けた子でもOKなわけですね。

日米同盟の是非はともかくとして、マンガが日本の文化として認められ、コミュニケーションのツールとして扱われるというのは、マンガ好きとしてはちょっと嬉しくなっちゃいますね。(まあ、マンガの親しみやすさを利用して、基地問題など暗部を隠そうとしているような気もするけど…)

ではまた!

==余談==

最近pixivはじめました(これ)。よかったら見てってください。


↑今回の記事と何の関係もない絵ですが、こんなんを時々pixivにアップしてます


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