フランス旅行記1 日本料理店だらけのパリ、 モン・サン・ミッシェルの日本刀
先月の頭から、スーパーメランコリー状態が続いていて、一時本気でやばかったんですが、傷心旅行を兼ねてフランスに行ってきました。目的はパリで行われたJAPAN EXPOを見ること。フランス滞在中、少しメランコリーから抜け出たんですが、帰国したらすぐ元に戻った…。
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それはそうと、まず、今回はJAPAN EXPOのレポートに先駆けて、パリ市内の話をしたいと思います。今回はマンガの話じゃありませんが、あっちで見つけた日本を少しだけ。
まず、シャルル・ドゴール空港の動く歩道。左右になんだか色々書いてありますが、その中に日本語が(中国語や韓国語はなかった)。「サンシェルマン・デ・プレ」はわかるけど、「ブリッジの」って何だ…。


↑動く歩道にて。「ブリッジの」も気になるが、
何で the second hand book sellers (古本屋)なんて書いてあるのかも気になる
パリ市内に入り、驚いたのは、日本料理店の多さ。パリには8年前にも行ったことがありますが、その時はなかったのか、それとも気がつかなかっただけなのか。
とにかく、少し大きな通りに入れば、必ずと言っていいほど日本料理店があります。多い場所では、一つの通りに3つも4つもあり、1軒あったと思ったら、建物2つ挟んでまた日本料理店、さらに向かいも日本料理店なんて場所も。中華料理、韓国料理、ベトナム料理なんかも探したけれど、圧倒的に日本料理店が多いです。どうもパリジャンやパリジェンヌは日本料理がお好きらしいです。
外国で「日本料理」というと、「Sushi Bar」なんて言い方が日本でも知られているように寿司ばかりが人気あるかのように思われがちですが、パリでは驚いたことにラーメン屋が多いです。日本だとラーメン、ギョーザは中華料理ですが、外国では日本料理扱いらしいです。中国人は中国起源のラーメンが日本風にアレンジされ日本料理として世界を席巻していることをどう思っているのだろう? (余談ですが、囲碁も中国起源ですが世界に広めたのは日本で、海外でも囲碁用語は go, atari, nigiri などすべて日本語です)
入らなかったので、どういう人が経営しているのか、味がどうなのかはわかりません。外国で日本料理店なんて入る気しないよねえ。(しかし、今回フランスでイタリア料理店に入ってしまった…) どうでもいいことですが、昔、オーストラリア留学中に入った日本料理店で、Soba(ソバ) を頼んだつもりが Saba(サバ) が出てきたことがあります。メニューを見たら、o と思った文字がよく見たら a だった…。

↑ラーメン「金太郎」

↑ラーメン「大勝軒」

↑こってりラーメン「なりたけ」

↑Ramen ではなく Lamen と書いてある店

↑オペラ座前の「オペラ・ラーメン」。中華料理店と並んでいる

↑寿司

↑「忍者寿司」。いかにも外国人が思いつきそうな名前だ

↑シス・サシミ・ヤキトリ


↑「たこ焼き」が逆さまになっていたり、
「スシハウス」が「スンハウス」になっていても気にしてはいけない
日本料理店や日本食料品店以外でも、日本のものが時々あります。探せばもっとあったかも。

↑浴衣なんかを売ってる「丸源」。ただし閉店してる様子
ブックオフもあり、フランス語の本が安く手に入るかと期待して入ったのですが、中は完全に日本の本だけ。日本のブックオフをそのまんま持ってきた感じです。ただ、日本で100円の本が2ユーロであるなど、値段は高め。新本も売っていますが、すごく高い。これはパリジャンやパリジェンヌのためではなく、パリに住んでいる日本人のための店ですね。

↑パリのブックオフ


↑ブックオフ内部。日本のまんま。

↑「ジャンプ」の最新号も売ってたけど、なんと6.9ユーロ(およそ700円)!
こんなにも日本が人気なら、一般書店にも日本語学習用の本がたくさんあるはず…。と思って、パリの「ギャラリー・ラファイエット」にある本屋に入り、語学学習のコーナーを見てみましたが、残念ながら日本語学習本はほとんどありませんでした。日本語学習熱はそんなでもないのかな?

↑語学コーナー

↑英語、イタリア語、スペイン語、アラビア語などが多い

↑日本語は一番下の棚の端っこに追いやられていた…。
余談ですが、8年前、初めてパリを訪れたときには、ノートルダム寺院に「ようこそ」ではなく「よこそう」と手書きで書かれていたのですが、(残念ながら)現在は直っています。日本語って難しいね。


↑8年前のノートルダム寺院
なぜ手書き…
今回、パリ以外では唯一モン・サン・ミッシェルに行きました。こんなところで日本的なものは見ないだろうと思っていたら…。

↑モン・サン・ミッシェル

↑カタカナで「セント・ジェームズ」。外国で見るカタカナはなぜか格好悪く見える
まあ、店の名前や、レストランのメニューに日本語が書いてあるようなのは日本人観光客用でしょうから何にも驚くべきことじゃないんですが、なぜか土産物屋に日本的なものがぞろぞろ。日本的な絵の絵葉書があるし、どの土産物屋でも日本刀が置いてあったり…。(本当に、入る土産屋のほとんどに日本刀が置いてあった) さらに、店員がじろじろ見てるので写真に撮り損ねましたが、手裏剣まで売ってました。モン・サン・ミッシェルに来て日本刀や手裏剣を買う人って一体…?

↑和服を着た、こけしみたいなイラストの絵葉書


↑土産物屋の日本刀。西洋の武器もたくさんある。
何故モン・サン・ミッシェルで武器を売ってるんだ…。

↑子供用。「サムライソード」と書いてあるけど、イラストは忍者

↑「モン・サン・ミッシェル」とか「パリ」とかに紛れて、「JAPAN」が。
本当に、誰が買うんだ…?
フランスには、日本を思わせるものが溢れていました。
それでは、次回、「パリマンガ専門店編」をお楽しみに。
ではまた。

↑この記事を面白いと思った方は、クリックしてみてください
それはそうと、まず、今回はJAPAN EXPOのレポートに先駆けて、パリ市内の話をしたいと思います。今回はマンガの話じゃありませんが、あっちで見つけた日本を少しだけ。
まず、シャルル・ドゴール空港の動く歩道。左右になんだか色々書いてありますが、その中に日本語が(中国語や韓国語はなかった)。「サンシェルマン・デ・プレ」はわかるけど、「ブリッジの」って何だ…。


↑動く歩道にて。「ブリッジの」も気になるが、
何で the second hand book sellers (古本屋)なんて書いてあるのかも気になる
パリ市内に入り、驚いたのは、日本料理店の多さ。パリには8年前にも行ったことがありますが、その時はなかったのか、それとも気がつかなかっただけなのか。
とにかく、少し大きな通りに入れば、必ずと言っていいほど日本料理店があります。多い場所では、一つの通りに3つも4つもあり、1軒あったと思ったら、建物2つ挟んでまた日本料理店、さらに向かいも日本料理店なんて場所も。中華料理、韓国料理、ベトナム料理なんかも探したけれど、圧倒的に日本料理店が多いです。どうもパリジャンやパリジェンヌは日本料理がお好きらしいです。
外国で「日本料理」というと、「Sushi Bar」なんて言い方が日本でも知られているように寿司ばかりが人気あるかのように思われがちですが、パリでは驚いたことにラーメン屋が多いです。日本だとラーメン、ギョーザは中華料理ですが、外国では日本料理扱いらしいです。中国人は中国起源のラーメンが日本風にアレンジされ日本料理として世界を席巻していることをどう思っているのだろう? (余談ですが、囲碁も中国起源ですが世界に広めたのは日本で、海外でも囲碁用語は go, atari, nigiri などすべて日本語です)
入らなかったので、どういう人が経営しているのか、味がどうなのかはわかりません。外国で日本料理店なんて入る気しないよねえ。(しかし、今回フランスでイタリア料理店に入ってしまった…) どうでもいいことですが、昔、オーストラリア留学中に入った日本料理店で、Soba(ソバ) を頼んだつもりが Saba(サバ) が出てきたことがあります。メニューを見たら、o と思った文字がよく見たら a だった…。

↑ラーメン「金太郎」

↑ラーメン「大勝軒」

↑こってりラーメン「なりたけ」

↑Ramen ではなく Lamen と書いてある店

↑オペラ座前の「オペラ・ラーメン」。中華料理店と並んでいる

↑寿司

↑「忍者寿司」。いかにも外国人が思いつきそうな名前だ

↑シス・サシミ・ヤキトリ



↑「たこ焼き」が逆さまになっていたり、
「スシハウス」が「スンハウス」になっていても気にしてはいけない
日本料理店や日本食料品店以外でも、日本のものが時々あります。探せばもっとあったかも。

↑浴衣なんかを売ってる「丸源」。ただし閉店してる様子
ブックオフもあり、フランス語の本が安く手に入るかと期待して入ったのですが、中は完全に日本の本だけ。日本のブックオフをそのまんま持ってきた感じです。ただ、日本で100円の本が2ユーロであるなど、値段は高め。新本も売っていますが、すごく高い。これはパリジャンやパリジェンヌのためではなく、パリに住んでいる日本人のための店ですね。

↑パリのブックオフ


↑ブックオフ内部。日本のまんま。

↑「ジャンプ」の最新号も売ってたけど、なんと6.9ユーロ(およそ700円)!
こんなにも日本が人気なら、一般書店にも日本語学習用の本がたくさんあるはず…。と思って、パリの「ギャラリー・ラファイエット」にある本屋に入り、語学学習のコーナーを見てみましたが、残念ながら日本語学習本はほとんどありませんでした。日本語学習熱はそんなでもないのかな?

↑語学コーナー

↑英語、イタリア語、スペイン語、アラビア語などが多い

↑日本語は一番下の棚の端っこに追いやられていた…。
余談ですが、8年前、初めてパリを訪れたときには、ノートルダム寺院に「ようこそ」ではなく「よこそう」と手書きで書かれていたのですが、(残念ながら)現在は直っています。日本語って難しいね。


↑8年前のノートルダム寺院
なぜ手書き…
今回、パリ以外では唯一モン・サン・ミッシェルに行きました。こんなところで日本的なものは見ないだろうと思っていたら…。

↑モン・サン・ミッシェル

↑カタカナで「セント・ジェームズ」。外国で見るカタカナはなぜか格好悪く見える
まあ、店の名前や、レストランのメニューに日本語が書いてあるようなのは日本人観光客用でしょうから何にも驚くべきことじゃないんですが、なぜか土産物屋に日本的なものがぞろぞろ。日本的な絵の絵葉書があるし、どの土産物屋でも日本刀が置いてあったり…。(本当に、入る土産屋のほとんどに日本刀が置いてあった) さらに、店員がじろじろ見てるので写真に撮り損ねましたが、手裏剣まで売ってました。モン・サン・ミッシェルに来て日本刀や手裏剣を買う人って一体…?

↑和服を着た、こけしみたいなイラストの絵葉書


↑土産物屋の日本刀。西洋の武器もたくさんある。
何故モン・サン・ミッシェルで武器を売ってるんだ…。

↑子供用。「サムライソード」と書いてあるけど、イラストは忍者

↑「モン・サン・ミッシェル」とか「パリ」とかに紛れて、「JAPAN」が。
本当に、誰が買うんだ…?
フランスには、日本を思わせるものが溢れていました。
それでは、次回、「パリマンガ専門店編」をお楽しみに。
ではまた。


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この記事へのコメント
無理せずぼちぼちやってください
特に何とも思わないけど。
でもカリフォルニアロールが日本料理と言われたら否定したい。
天麩羅をこれはポルトガル料理ですと言われてもポルトガル人も困るだろうし、ナポリタンはイタリア料理じゃないとイタリア人は言う。
ラーメンも中国から見たらそんな感じらしい。
元が中国の物なのはわかるけど、中国の料理とは言われたくない。それで中国では日式拉麺と呼んで中国の物とは区別してるとか。
フォークで食べるのかな?
あと麺をすする文化も無いから結構食べにくいと思うのだが・・・
レポの続きを楽しみにしています
また濃いのをお願いします
日本のマンガをコレクションしたいマニアや在仏日本人なら単行本に飢えてるでしょうから。
豚骨とかはそのアレンジって認識。
どっかの国みたいに起源を主張しないから。
もう日本式の料理だと思ってますよね。
ルーツは自分の国にあっても
逆にそれを中華料理屋インド料理と言われるのは違和感が有るほど
完全にジャパンナイズされていると。
美味いものには心が広くてありがたいですよね。
それよりジャンプってフランス語に訳されたのが日本と一緒の最新が出てるの?でも700円って
いきなり中華風寿司や韓国風寿司を売りだしたとしてもそれはただの便乗商品か、寿司風創作料理の類でしょ
というか、また海外のアンテナから来たんだけど、そういうの嫌だったんじゃないん?
なんで土産物屋には刀とか置きたがるんだw木刀とか
しかしなんでフランスで日本刀w
俺が行ったの大分前だけど全然なかったわ。
なりたけまで進出してるのか
起源っていってもねー
中国のはベトナムのフォーとかそっち系だもん
まだうどんとかの方とおもうぞ^^;
パスタ
特に何も言わないよね
あの国は言うだろうけどw
回転寿司が回ってる横のテーブルで、焼き鳥定食(味は微妙)を食べた記憶があるよ。
店員はアジア系だったけど、日本語は通じなかったな。
びっくり…
自分がパリに行った時は、日本料理屋なんて殆どな無かったわ。
友達が無性にラーメンが食べたいと言い出して仕方なく食べに行ったら、もの凄く不味いラーメンで最後まで食べられなかった。
麺伸びてるし。
黒人がめっちゃ笑顔で作ってた。
因みに18年前の話。
何か、これだけ日本のものがあると外国に来た感が薄れるね。
軽くショック。
一体誰が経営してるの?
リスペクトがなく、基礎もできてないまずいもんは簡便
おいしく魔改造されたものならいいだろう
餃子も日本式という扱いらしいよ
薄皮焼き餃子
しかしほんとにお土産こんなことになってんの?w
仕入れ担当者何考えてんだw
JAPAN EXPOはどうでしたか?
レポ楽しみにしています(^^)
大学の中国人の先輩も日本は敗戦から驚異的なスピードで発展してスゴイだとか、働く精神がスゴイとか、街が綺麗で素養も高くてスゴイとか、他いろいろ。普段は温厚なのに酒を飲みながら熱く興奮しながら日本をべた褒めしてるw
彼は台湾人女性と結婚するようだよ。
引き合いに出したくないけど、国ぐるみで小国根性をみせる某半島とは大違い。
それはそうと、フランス行ってみたいけど一人じゃ外国怖いんだよねw
>>このモンサンミッシェルで打ってる模造刀は日本の模造刀に比べたら目茶苦茶粗悪…。刀の形してるだけのステンレスみたいな感じ。妙なグリセリン臭がする
買ったの!?
フランス行きたいと思ってパッと行けるところがすごいです
そりゃ変わるよ。
パリの日本食レストランは5年で5倍(正確な数字は失念)とかに増えてる。
ラーメン屋が増えたのはここ1年程度だったはず。