アメリカでもふとんはふっとぶのか? 北米版『ドラゴンボール』のジョークセンスを理解できるか?

『DBZ神と神』が絶賛公開中ですね(レビューはこちら)。前回に引き続き、『ドラゴンボール』の話をしたいと思います。今回は久しぶりに翻訳について。

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海外のジョークって、日本人にはわかりづらいことが多いですよね。何がどう面白いのか、説明されても理解できないことも少なくなく、以前「鼻くその秘密をそっと話くそう」の翻訳を7ヶ国語で調べたことがありますが、ほとんど理解できませんでした(記事はこちら)。今回のテーマはこちら。


この「ふとんがふっとんだ」は、『ドラゴンボール』の影響により、恐らく日本で最も有名なダジャレの一つではないかと思うのですが(このダジャレを考えたのは桂正和らしい)、海外ではどう翻訳されているのでしょう。今回は北米版マンガ、北米版『Z』、北米版『改』を比べて見たいと思います。

まずマンガ版。



I don't even know what comedians read!!
Comic books?!!!

(お笑い芸人が何を読むかなんて知らねぇぞ!
マンガ本か!?)


………。誰か、これのどこがどうジョークなのか教えてください。私にゃちっともわかりません。

次に、北米版『Z』を調べてみました。『Z』では…



Why did the chicken cross the road?!
(なぜ鶏は道を渡ったか?)



これ、アメリカでは超有名なジョークでして、『Z』北米版では界王様が「To... get to the other side.(向こう側に渡るため)とオチを言っています(このオチも超常識で、アメリカの子どもなら誰でも知っている)。あまりに当たり前すぎることを言う、というタイプのアメリカンジョークです。まあ、日本人のセンスにはなかなか合いそうに無いジョークですが。

最後に『改』。



The clock says, "My hands are tied!"
時計が言った。「ボクの手(針)が縛られちゃったよ!」



これはなんとなくわかりますね。英語だと時計の針は hand と言うので、手の hand とかけてるわけですね。

まあ、なんというか、アメリカのジョークは日本のダジャレと違って、あんま直接的じゃないですよね。「ふとんがふっとんだ」とか「アルミ缶の上にある蜜柑」とか、日本語だとそういうのが典型的ダジャレですが、英語は日本語ほど同音異義語が作りにくいせいか、何かとヒネリを入れたがり、結果日本人には何がどう面白いのかわからなかったり、どういうギャグかはわかるけど、別に面白く感じなかったりということが実に多いです。

しかし、アメリカ人との会話にジョークは不可欠。大統領になるためにはウィットに富んだジョークを言えることは必須条件の一つです(日本じゃ首相があんまりジョークを飛ばすと逆にKY扱いされるだろうけど)。皆さんもアメリカ人と話す機会があれば、是非今回紹介したジョークを言ってみてください。どういうタイミングで言えばいいのか、私にゃさっぱりですが…。

ちなみに、アメリカでは日本のギャグマンガはほとんど人気を得ていません。どうもストーリーマンガの感動ポイントは世界中共通して感動できても、笑いのつぼというのは文化によって随分異なるみたいですね。

ではまた!

==おまけ==

前回の映画レビュー記事で書ききれなかったことを一つ。今回の映画で、もう1つ鳥山さんらしさを感じたこととして、悟空が一人で戦うことにこだわるシーンがあったことが挙げられます。これまでの映画では、友情パワーで勝っちゃうようなことが多かったんですが、もともと悟空は一人で戦うことにこだわるキャラなんですよね。出来ればフュージョンとかポタラとか使いたくない。その辺も、これまでの『DBZ』の映画の描き方に、鳥山さんは不満を持っていたんじゃないですかね。


↑魔人ブウ戦での悟空

この「一対一で勝負してえ」というセリフを抑えておくと、映画の理解度がグンと上がると思いますよ。これから見に行く人は、是非原作最終巻を読み返してから行ってくださいね。

ではまた!


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↓日本と違うジョークセンスを身につけよう! 日本国内では多分うけないけど…。


↓今回使った北米版単行本。


↓北米版DVD&BD。全て日本語・英語音声切替可能で、日本の普通のデッキで再生可能。
『Z』と『改』の翻訳が全く違うところも興味深い。


↓今回の映画の特集本。鳥山さんや野沢さんのインタビューも充実。


↓『ドラゴンボール』のカラーイラストをほぼ全て収録した画集。


↓今回の映画のサントラ


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